河内 孝
新聞社―破綻したビジネスモデル
毎日新聞で常務取締役まで勤めたものの、
2006年に退社された河内氏の著作

新聞社のビジネスモデルは破綻しているとし、
部数至上主義が招く弊害として、具体的に
「異常に高い販管費」、「押し紙」、「実売が謎である事」等をあげています。

やばい要素があるあるいわれておきながら、変われない。
しかも、あんまり急いでいない。

どこかで見た構図だと思ったら、
TVはインターネットがなぜ嫌いか? 』で読んだ、TVの現状にそっくりです。

事実、あまり急がない理由も「今は、儲かっているから」では
ないかと若干思います。

朝日、読売、日経の3紙は経常利益で100億円以上を計上し、
毎日、産経もやばいといわれつつ黒字を保っているわけで。

ブロガーにローカル記事をアウトソーシングしたり、
紙ってなくなるんじゃねーか?って議論が起こったり、
そういうドラスティックなことはもう少し先に起こるという気がします。