今週も3冊。
1冊くらい売れたってバチは当たらないと思う。
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『ほぼ日刊イトイ新聞の本』
- ほぼ日刊イトイ新聞の本/糸井 重里
- ¥620
- Amazon.co.jp
糸井重里が描く革命前夜。
ほぼ日刊イトイ新聞が出来上がるまでの過程と、
軌道にのるまでがまとめられています。
コピーライターらしくおしゃれな言葉でまとまっているものの、
立ち上げは泥臭い作業そのもの。
コンテンツに徹頭徹尾こだわる事で発展を遂げ、
メディアながら物販で利益を出すという特異なモデルを作り上げたイトイ新聞。
糸井氏が以下に苦悩しながら、一歩一歩前進してきたかが分かります。
情熱は起業家が持たなければいけない最低要件。
そのことが再確認できます。
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『テレビであなたの商品・会社をPRするとっておきの方法』
- テレビであなたの商品・会社をPRするとっておきの方法/吉池 理
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
最近「TV関係の中の人」が書く本が増えたように思う。
それも、「テレビとは~」「クリエイティブとは~」とかいうプロパガンダではなく、
本当の中身を伴ったヤツ。
この本は、パブとして自社製品をテレビで取り上げてもらう為の
ハウツー本となっています。
冒頭「ネットとテレビは共存する」といっている通り、
インターネットに対するバランス感覚が非常に優れているなぁ、というのが
感想。最初っからテレビに切り込めといってはいるものの、ネットの力を
身をもって知ってる人という感じ。
例えば、テレビパブが予定されている時、ネット上では何をしとくべき?
「続きはWebで・・・」系のCMに違和感を持つ人って少なからずいると
思うんですよ。
個人的な経験からも、CMを見た後に何を持って調べるといえば、
「商品名」「会社名」「出演芸能人名」が3強。
普段使わない言葉で検索しろって言われても忘れてますって。
で、パブではメッセージなんてコントロールできませんから、
正解は上記3つを中心にしたSEMとサイトの情報充実だったり。
プロダクトプレースメントされた番組は匿名でYoutubeにアップすると
言うあたり、奇麗事ではない事情が分かります。
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- YouTube革命 テレビ業界を震撼させる「動画共有」ビジネスのゆくえ/神田 敏晶
- ¥735
- Amazon.co.jp
まとめサイトですね、これ。
ええー?!って驚くようなことは書いてないですし、
この人の見立てとかも無いわけですが、よくまとまってます。
事例でいうと本当にここ最近の情報まで載っていますので、
手元に1冊あっていい本。
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