書店でT.R.Y.の続編が売られてたので即ゲット。

早速読破しました。

井上 尚登
T.R.Y. 北京詐劇(ペキン・コンフィデンシャル)

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■またですか?またですよ!


横溝正史賞大賞を圧倒的評価で受賞、大ヒットを記録し映画まで

作られた小説、『TRY』の続編です。


今回も主人公は天才詐欺師伊沢修、ネタばれなので詳細は

避けますが、前回出てきた人物はあらかた出てきます。


今回の舞台は北京、詐欺の相手は時の権力者、袁世凱。

閣下、遺跡をひとつ、掘らせてはいただけませんか----?


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■稀代のキャラ萌え小説


ストーリーは割愛します、というか『C.H.E .』を読んだ方には周知だと

思うのですが、虚実織り交ぜた井上作品のストーリーが優れているのは

ともかくとして、その上でキャラ同士のべたべたな絡みというか


そもそもキャラ自体がどこかでみたべたべたなヤツラというか。

ぶっちゃければ主題は『TRY』の魅力的なキャラの追体験なわけです。


料理を使い、時の権力者を騙しきるという途方もないストーリーですが、

その意味で言えば、それが成功するかどうかよりも、

不敵に笑い伊沢や、「この子は!」と怒る婆を楽しむのが正解です。


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■買い


で、前作のファンとはすべからくキャラのファンだと思いますので、

該当者は間違いなく買いだと思います。


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因みに本作の立ち読みはこちらです↓

http://www.kadokawa.co.jp/tachiyomi/book/200302000069/index.html #