昨今話題のYoutube。
やれ「PVでYahoo!追撃」だの、「日本から200万人以上が利用してる」だの、
「運営者が訴えられて動画の長さを10分に制限した」だの景気の良い話
ばかり聞こえてまいります。
その一方で、アップされる動画の違法性はあらゆるところで指摘されており、
結果として、広告主が及び腰に・・・というのはありがちな話ですね。。
で、私実はこの構図が6年くらい前のNapsterにどうしても重なってしまいます。
Napsterは違法だ違法だといわれ続け、それでも便利であるというただ一点で
利用者の輪を広げ続けました。
その当時、「Napsterを排除するのであればこれよりも便利な合法的サービス
を作るしかない」なんて言われているのを、ふざけんなと思っていたのを覚えています。
が、2006年。フタを開けてみればiTunesMusicStoreはアメリカでTowerRecords
以上の売り上げをたたき出しています。
Youtubeが違法アップロードを認め続けている限りITMSにはなれませんし、
早晩Napsterと同じ運命を辿ることになるでしょう。
残念ながら「面白い」サービスはユーザーに支持されるものの、「違法である」
サービスは収益にならないのです。リスキーで。
そこで、動画共有で収益をたたき出すにはどうしたらよいのか考えて見ました。
①著作権がめちゃゆるくなる、または音楽で言うところの包括契約ができるように。
⇒クリエイティブコモンズはちょっと違うか。。
一番強いのは、コンテンツホルダーがコレ関係のサービスに乗り出すこと。
例えばフジTVが「放送後1年たったコンテンツは自由に共有してよし!」
と言い出したら大激震が走るでしょう。
「再放送」という概念はなくなり、「オンデマンド配信」がその穴を埋めます。
「オンデマンド」はロングテールと相性の良い概念です。
②提携。通報、通報、通報
⇒つまり、動画に違法性通報ボタンをつける、と。
恐らくコンテンツを持っていないところが戦うにはマストでしょう。
そして、コンテンツホルダーとの提携もマストだと思います。
コンテンツ調達料を払うとバカになりませんので、包括提携が一番の方法です。
③ ②の方法でサイトを育てて、コンテンツホルダーに売却。
⇒ ・・・Gyaoじゃねーんだから。
でもこれは儲かると思います。