先日友人と8人で、新橋のとある居酒屋にいってまいりました。
その名を『かがや』
烏森口を出て徒歩5分程だろうか?
スナックのような看板を発見し、人一人通るのがやっとの階段を地下へ降りて行く……
狭い。非常に狭い。
もはや店と言うより家だ。家で宴会をやっているようだ。
席につくと、まず始めにおしぼりが運ばれてくるのだが…
50cmはあろうかという大きなアンパン○ン人形の上におしぼりが乗っている。
マスター『では…始めてよろしいでしょうか?』
との一言の後、突然のアンパン○ンマーチ。
アカペラでの熱唱である。
高らかに歌い終わると拍手の嵐。店に来て5分の逆にこれをやるとは、中々のハートの持ち主である。
さて、無事おしぼりを手に入れたところで注文だ。
何故かジャ○ニカ学習帳に、クレヨンで手書き…
そのメニューがこちら。
このお店、単品が存在せず、全てコースメニュー。
そしてこのクレヨンで書いた長ったらしい文章がメニュー名。
声が小さかったり、感情がこもっていなければ、演出家であるマスターから本気のダメだしをくらうため…
ちゃんと演じきらなければ一切注文をとってくれない。
マスターばかりか、客にも相当なハートを要求してくるという狂気っぷりだ。
そして次に飲み物だ。思い思いの飲み物を注文するが、メニューをよくみるとこう書いてある。
「持ってき方をきめて」
持ってきかた?!
ちなみに今回は【イギリス】
そして出て来たのがコイツだ!
隣の席にいたカナダ人グループに絡みに行く中々のナイスガイ。
どうやらこのテディが飲み物を運んでくれるらしいが…
あまりの重さに…
アアアアアアアアアアアアアウ!!
お客様の大事な飲み物を落とすわけにはいかない!プロ根性の見せ所じゃああああああああああああい!
以上、イギリスの持ってき方でした。
他のテーブルでは『フランス』が注文され、こちらではフラメンコを踊るマスターが観られる。
そして、アメリカだったかな?にすると、なんとマスターが似顔絵を書いてくれるのだ。
しかも中々に似ている。
そして箸置きが皆に配られ、各々好きな箸置きをとるのたが…それぞれの箸置きには正しい置き方があるようで…
例えばこいつ
非常にめんどくさい。
僕が選んだのはもちろん大好きなぱんだ君。
こいつはまぁ頭だろう…
と思っていたら
しっぽです。
シビア過ぎるでしょう。
しっぽです…!
食事は煮物や漬け物、家庭的な料理が沢山出てきて非常に美味しかったです!
ワイワイガヤガヤ他のテーブルとも仲良くしながらしていたその時、衝撃のものが運ばれてきました。
確かに日本酒を2合頼んだはずだ。
何故こんなものが運ばれてくるのだ!?
実はこいつモーター入りの優れもので、このしょんべん小僧から、常温の日本酒が注がれるのだ。
衝撃的だ…。
非常に衝撃的な居酒屋だ……
でも………
また来たい。かがや。
皆様も、盛り上がりたい方はどうぞ。マスターの芸や語学力、知識幅がはんぱないので、どんな人でも強制的に盛り上がれます。