日光からこんにちわ。昨夜は二十四節気の「霜降(そうこう)」になりましたが、

日中は風も強く、早速の木枯らしが吹いていました。そして、早速今朝は寒かった(^^;)。

そんな昨日は、十三夜でもありました。

空気がピンとした、これから冬になっていくよ~という夜空で、

夕方でも、近所の河原に行ったときに、薄青色の空に白く見えるお月様がきれいでした。


十五夜だけを見るのは「片月見」と言って、

十五夜を見たら十三夜も見るのが良いとされていますが、

今回は、片月見と江戸のお大人の事情についてのお話です。




「片月見」とは十五夜と十三夜のどちらか片方の日しかお月見

をしないことをいい、縁起が悪いとして忌み嫌われており、

十五夜の中秋の名月をお月見した場合は十三夜の後の月も同じ

場所でお月見しなくてはいけない、という習わしがあったそうです。

で、その習わしは、吉原遊郭から生まれたらしい、という説。

十五夜に吉原で遊んだ客は、片月見を避けるために十三夜にも

吉原の同じ場所、同じ遊女屋に入らなければならない。

ということで、

十五夜に来た客をもう一度誘う為の、吉原遊郭の客寄せ

の一環としてこの風習が生まれたのだという説。初めて聞きましたが、

本当か否かは、私にはわかりません。

古典落語好きな私としては、そういう話もありそうだなぁと

頭に中に、大沢たかおが出演していたのTVドラマ「仁」が浮かんだのでした。。。。




十三夜とは・・・・・

旧暦9月13日の夜のことで、中秋の名月(旧暦の8月15日で、十五夜のこと)の

次の満月であるために、その夜の月は「後(のち)の月」と

呼ばれています。(でも、月の周期の関係で必ず満月ではないのですが)

「後の月」という呼び方の他にも、お供えするものは、今の時期にとれるもの、

十五夜では芋類が多いのですが、十三夜は 豆や栗にちなみ

「豆名月」「栗名月」などと呼ばれることもあります。


13個のお団子と豆や栗などをお供えし、十五夜同様、すすきや秋の七草を

飾って、秋の収穫に感謝しながら月を楽しみますが、

我が家では、家にあった

里芋をふかして、甘味噌をつけて焼いて食べました。