日光からこんにちわ。

今日もジメジメしています。我が家の裏庭には、ドクダミがいっぱい咲いています。

今日は、日本の暦にある「半夏生」のお話です。


「半夏生」は、

日本の暦の中の雑節(※季節の変わり目を表す、節分、八十八夜等は、雑節です)のなかで

唯一、七十二候が採用され、

夏至の末候「半夏生ず」がそのまま半夏生となりました。
  ↑↑
夏至の期間の最後の5日間(夏至の期間を3等分にした)で、

夏至から数えて11日目からの5日間、7月2日頃から七夕の7月7日ごろまで。



半夏という植物「からすびしゃく」が生えるという意味であるという話です。 が、由来や起源ははっきりわかってないようです。


また、半夏生の頃に ハート形の葉が白く変色する面白い習性を持っている

半夏生(はんげしょう)という名前の毒草(半夏とは全く別の植物)があります。

この植物は、花が真っ白い化粧をしたような花が咲くため

「半化粧」という名がついて、それが変化し半夏生という名前になったらしい。

「どくだみ」の仲間の植物です。





 半夏生の頃は、梅雨の真っ最中の頃で、湿度も高く大変むし暑くカビが生えやすい。

食中毒の時期でもあるため、 飲水や食物に注意をうながすための

諺やタブーが生まれたとのこと。

「半夏生には天から毒の雨が降るから、井戸に蓋をしろ」

「半夏生の水は妊産婦に飲ませてはいけない」 とか・・・。


気になって調べだすとおもしろい(^^)。

各地では様々な行事や習慣があり、関西では豊作を祈ってタコを食べるとか。

作物がタコの足のように、大地にしっかりと根を張ることを祈願するといった意味が

込められているそうです。

タコには、栄養ドリンクにも入っているタウリンが豊富。

ジメジメした気候の続き、体調もだるいこの時期には、

ちょうどよい栄養補給元ですね。


ファイトォー、いっぱーつ!!!




日本の暦って、日本で育って日本の生活になくてはならないものなんだだなぁと

毎回感心するとともに、その完成の中ではぐくまれた日本人の感性って

いいなぁと、日本人でよかったと思います。



そして、初めて知った  妖怪ハンゲ!?


三重県の熊野地方や志摩地方沿岸部などに伝わる妖怪。



このハンゲという妖怪は半夏生の間に徘徊し、半夏生までに

田植えを終えることが出来ずに、半夏生の後にも田植えをして

いると、このハンゲに会ってしまうらしい。


そのため、お百姓さんは半夏生までに田植えを済ませ、

5日間仕事を休んでゆっくり過ごし、ハンゲに会わないようにしたらしい。

おもしろい。


梅雨の中だるみ、

今日の夕飯には、タウリンの多いタコを食べ、ゆっくり休養、

22時から新月瞑想会やって、

心穏やかに、眠りにつこうっと。

みなさま、よい一日を!!