日光からこんにちわ。

ここ数日、新緑が急に目に鮮やかに飛び込んでくるようになりました。


4月22日(昨日)から徳川家康の没後400年を記念して

大猷院で 徳川家康の位牌が 初公開 されました。

※大猷院は1651年に48歳で亡くなった徳川幕府3大将軍家光の墓所。

 本殿には歴代将軍の位牌が安置されていて、以前公開されたときに

 見たことがありますが、家康公の位牌が一般公開されるのは初めて。


その 日光山輪王寺大猷院 と 日光東照宮の境内で行う

年に一度の、氏子による一斉清掃行事が「栗石返し」。


江戸時代から 370年以上続く伝統行事です。


朝、8時前に、各町内に割り振られた場所に集合し、

東照宮内に、敷き詰められた「栗石」をひっくり返して

中に落ちたごみ、主に杉っぱ(杉のはっぱ)を披露行事です。

以前は、GW中の5月に行われていましたが、

数年前からは、GW前の4月の土曜日に行っています。



「栗石」は、寺社の境内に敷き詰められた直径10センチほどの玉石です。

この石は、雨が降っても乾きが早いので、

木造建築物を湿気から守るために、この石が選ばれ

わざわざ、どこかから運ばれてきて、敷き詰められたとのこと。


石にコケが生えて、取れなくなったり、

石が地面に入り込んで、地面にくっていてしまわないようにという意味も兼ね

年に一度、敷地内の石を、ひっくり返しているという話もあります。


敷石の間に入った杉の葉や小枝などをきれいに取り除き

5月17日、18日の東照宮春季例大祭を迎えます。



昨年の様子 (日光山輪王寺大猷院)


昨年の記事はここをクリック

私の住んでいる町内は、毎年この写真にある日光山輪王寺大猷院の一番奥

普段は、門が閉じていて、一般の人は入れない場所の清掃が区分で与えられていて、

ここが終わると、もう一つの割り当て場所、日光東照宮の陽明門前に

合流して、清掃にあたります。


この「栗石返し」も、

私の体に染みついた 子供のころからの通年行事。

大切な思い出つきで、今年もその思い出を重ねる時間になります・・・。