昨日と今日は、日光の輪王寺で、毎年行われている古くからの行事がありました。


昨日4月1日は、「開山会」

日光開山の祖・勝道上人の1196回忌で、
勝道上人の座像が安置 されている日光山輪王寺の開山堂で
開山会(かいさんえ)法要が行われました。

1196回忌 ですよ!!

生まれは      735年(天平7年)4月21日
亡くなったのが    817年(弘仁8年)3月1日)とされています。

その、奈良時代の僧の 1196回忌です。

初めて聞いた時はびっくりしました。


そして、

今日4月2日は、奈良時代から続いている 「強飯式」
http://www.sekaiisan-nikko.jp/event/%E5%BC%B7%E9%A3%AF%E5%BC%8F

こちらも奈良時代から続く独特な儀式です。

山岳修行の山伏が、山中のご本尊に供えたお供物を里の人々に
分かち与えたことがはじまりと伝えられています。

江戸時代には、徳川将軍家の名代や十万石以上の名だたる大名が、
「わが藩の名誉」として強飯頂戴人に名を連ねました。

強飯頂戴の儀では、平伏した頂戴人の頭に大飯椀をのせ
口上をもって責めたてます。最後に儀式で授かった縁起物を
参拝者へ向けてまく「がらまき」があります。


※日光は奈良時代(約1200年前)に勝道上人(しょうどうしょうにん)によって
 開かれました。

 
どちらの行事も1000年以上前から
続いていると思うと、そういうものが粛々と、毎年行われている
日光って、やっぱり、すごい!! と思います。


こういう行事や、お祭りなどの日は
日光のエネルギーの強さって
こういうところにもあるんだろうなと感じる日です。


今日(強飯式)は、
こういうものを、町内の祭儀部長さんが 家に届けてくれました。
 ↓↓ ↓



そして、我が家の神棚へ
納められました。
↓↓↓





説明はこれくらいで。。。。


私の父は、数年前より、町内の役員をやらせていただくようになり
なにかと、二社一寺(輪王寺、東照宮、二荒山神社)での
行事に呼ばれて、参加をするのですが、

1年間で、結構な回数、呼ばれています。


父が参加するようになるまでは、大きなお祭りなどしか
知らなかったことですが、

ここ数年、父の動きを見ていて
日光の社寺って、脈々と、そして、粛々と そういう行事が
毎年、ちゃんと 行われているんだなと感じています。

そして、おごそかに、日常生活ではないところですが、

近所にあるお寺や神社で、何百年もそういうことが

受け継がれ、現在も行われていることに

驚くと共に、尊敬の念をもって、お赤飯をいただいているわけです。


なぜ、お赤飯か。。。

そういう、二社一寺の行事に参加をすると、

お赤飯、日本酒(お神酒)、和菓子、料理の折 など1セットを
持ち帰ってくるので、それが、我が家の夕飯になり、朝ご飯になるわけです(^^)。

会場で出されて食べきれなかった折(お弁当のようなもの、ごはんはなくおかずのみ)を
持ち帰ってくるので、または、食べるのではなく、そのままお持ち帰りとして
用意されているので、

家に帰り、父の部屋のこたつの上に その1セットがあると、

「今日は●●だったんだなぁ」と思うわけです。


昨日は、家に帰ると、

父が半分残したお赤飯と、おかず類の折と、

日光の老舗、湯澤屋の酒まんじゅうが。。。
(湯澤屋さんはWikipedia にも、でています)

表に「開山会」(かいさんえ)という、紙がはさまれていたので、

「ああ、また勝道上人の法要だったんだぁ・・・」と思いながら、

中の 天ぷらを見て

「今日は、息子は、てんぷらうどんだな。」となるわけです。

中身はたいてい、

てんぷら、ゆば、ごま豆腐、煮物、はあって
あとは、その時の行事の内容や、お寺、神社によって異なります。


お赤飯は、時間がたってかたくなっていると、
ビニール袋に入れられ、つぶして薄く延ばされ、
冷凍庫に入れられて、後日、中華のおこげを作る時に
おこげにされて、上から、あんかけをかけられています。

もち米なので、ちょうどよい おこげになるので
重宝してます(^^)

今回は、写真を撮り忘れたので
また、近いうちに、お祭りがあるので
その時に、いただいたものを アップしたいと思います!!