臭気判定士・におい刑事（デカ）が教える! ニオイで女性に嫌われない方法 impress QuickBooks
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古典や漢文の授業で、「管鮑の交わり」という言葉を
教えてもらった記憶、ありませんか？
においデカは、現国、古文、漢文は得意科目だったこともあり、
また、キングダムのヒットなどで、中国の戦国春秋時代あたりが
クローズアップされていることもあって、
歴史好きとしては、うれしい限りです。
今回、そんな、管鮑の交わりを主人公にした、
「管仲」（宮城谷昌光さん著）を読了しました。
キングダムでも出てくる、戦国七雄の１つ、斉の国。
ここの名宰相として名高い管仲が、その立場になった意外性。
元服前からの知己である鮑叔との関係性や友情、ライバル。
味方であり、敵同士となり、また味方となり・・。
まさに、お互いをよく知る2人が、両雄並び立たず、とならず、
斉国の王を覇者に導いた中国史物語、歴史小説です。
いつも通り、本ブログではストーリーは本書に譲りまして、
線引きポイントを書かせていただきます。
夙からざれば則ち莫し
・・
他人の成功を見て、自分もあのように成功したいと思ったときは、
三十年遅れて立つと思えばよい。
一代で追いつくのはむずかしく、二代かかります。
しかし成功者は努力しなくなりますから、後発の者は追いつけるのです。
成功者が真の成功者になるためには、成功した瞬間に、
いま自分を追いかけてくる者が立った、とおもうべきです。
国も家も個人も、みなおなじことです。
器量
・・
長の器量は左右に侍る者の良否で、大きくもなり小さくもなる。
すべてを自分で行おうとしてはならない。
自分をおぎなってくれる者をさがし、いちど信頼したら、疑ってはならぬ。
また、いちど決断したら、すぐに言をひるがえすようなことをしてはならない。
長とはそういうものだ。
いじめ
・・
人の不思議さは、人を苛めた者は一種の快楽にいたせいか、
その行為を忘れ、苛められた者は生命の危険を感じるほどの
苦痛に襲われるので、相手の行為を怨悪のなかに保存することである。
よく、世の中に言われることで、与えた恩は忘れろ、
受けた恩は忘れるな、とか言うのも、この人の不思議さからくるのでしょうね。
君は君たり、臣は臣たり。
・・
社会や組織を形成する者には格と持ち場があり、そこに居て
それを守ることが政治であると孔子は説きました。
人と組織を洞察する目は非凡であり、君主と臣下が昵こうしすぎると
かならず弊事が生じると教えてくれています。
問うこと
・・
何かを質問したり、希望したり、意見するというときには、
必ずそれに対しての何かを持ち合わせていないとなりません。
たとえば、褒美をください、ということを言うためには、
戦で手柄をたてるとか、内政における実利をあげる必要があり、
何も得ない、何も増やさない、何も減らせないのに、褒美はもらえないわけです。
発言を不用意にすると、その人は信頼を失い、発言が軽くなってしまう。
そして、人の口から口に、その発言だけは流れていく。
気を付けたいものです。
功罪など
・・
欲望はとめどがない。己の功績を誇ることは、没落に直結する。
才幹があって大きな功績を得ても、決しておごることなく、
大きな顔をせず、まさに、実るほど頭が下がる稲穂かな、を
実践できるような人こそ、本当に人々からの信頼や尊敬を
得られる人となるでしょう。
まさに、進退によって、その人の真価がわかるのです。
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