消臭脱臭専門会社、（株）共生エアテクノ
の臭気判定士、
通称「におい刑事（デカ）」
がお届けしております。
今日は恒例のビジネス書へのガサ入れです。タイトルは・・
『働く君に贈る２５の言葉』
佐々木常夫氏著／WAVE出版さん刊行です。
お盆に読んだガサ入れ本シリーズも、そろそろ終盤戦。
今日はまたしても弊社２０代社員に向けて読んでみた一冊。
強くなければ仕事はできない。優しくなければ幸せにはなれない。
・・
初っぱなから、一気に引き付けられる言葉です。
強さの根底に優しさがなければ、幸せになる事は出来ないし、
におい刑事はその「ギャップ」にこそ、人間の魅力が出てくるものだと思います。
仕事関係でも、口先だけの優しさを持っている人はいるけど、
結局それは、ただの優柔不断でしかなかった・・という経験もしています。
伊達政宗などは、剛胆でありながら細心。阿修羅でありながら慈悲。
だからこそ、未だに魅力があるのでしょう。
「目の前の仕事」に真剣になりなさい。きっと、見えてくるものがある。
・・
におい刑事は、この会社を起業するまでに、数社の丁稚奉公や修行を経験しました。
そして本書の言うとおり、「どんな仕事にも面白い、面白くないがある」と理解しています。
仕事にどう向き合うか。弊社なら消臭脱臭という一風変わったビジネスに
どのように向き合っていくのか。さらにいえば、その中の分野別担当があるわけで、
もし悩むことがあってもまずは「目の前の仕事」に真剣に取り組む事です。
弊社の若手成長株社員さんは、これが今、かなり良い状態になっています。
せっかく失敗したんだ、生かさなきゃ損だよ。
・・
これは「クレームに感謝すること」でもあります。
におい刑事は、例えばレストランで何か問題があった場合、
クレームを出す時は改善の余地がありそうな時。
でも多くの場合はクレームすらださない。その代わり、二度と行きません。
クレームをだすのも、エネルギーがいるんです。
なので、弊社の社員さんがお客様から怒られた時。
あるいは失敗して反省している時。
これは、明らかにチャンスなんです。信頼関係を再構築するチャンスなんです。
もし失敗したら、落ち込んでいる暇はありません。
ピンチをチャンスに変えましょう。
自立した人間になりなさい。
・・
これは弊社のような中小企業であればあるほど、求められる人物像でしょう。
本書でも、ホンダ前社長の福井さんのメッセージが掲載されています。
「入社してホンダウェイを学ぶのもいいだろう。しかし、君たちが何かをもって
こなければ明日のホンダはない。ホンダを変えることに君たちの価値がある。」
すぐにその会社の価値観と色に染まってしまうのが、若い社員さんの
いいところでもあり、悪いところでもあります。
そんなところに、出来るビジネスパーソンが転職してくると、
もの凄く違和感を覚え、会社を変えようと頑張るはずです。
逆風の場こそ、君を鍛えてくれる。
・・
別に、におい刑事は、「進んで逆風に飛び込め」とは思いません。
順風ならその方がいいに決まっています。
そして順風でも、人は成長出来ます。
しかしそんなに会社人生は甘くない。順風もあれば必ず逆風もあります。
例えば今、弊社の仕入れ先の事業部長は、もともと営業職ではなく、
サービスセンターという技術職からスタートしています。
いわば、営業が日の当たる場所とすれば、技術は縁の下の力持ち。
しかしその陰の部分を経験したからこそ、いろいろな部分でいろいろな人の
気持ちを察し、人間の幅もビジネスの見識も広がっていくのです。
最初からその部署しかやったことがないビジネスパーソンは
やはり視野が狭くなり、脳の代謝が悪くなってしまいます。
この一冊は、マインド。
働く上で必要なマインドが、父親のような目線で書かれています。
ビジネスマンの父より息子への３０通の手紙も必読ですが、
働いて間もないビジネスパーソンは、こちらも必読でしょうね。
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