由布院御三家の一つ、山荘無量塔がプロデュースする美術館「由布院空想の森アルテジオ」のお隣にあるのが、ここ「ティールーム テテオ」
長崎からの帰り、四国へ一気に渡るのはちょっとしんどいなということで、軽く食事をしようと立ち寄りました。
玉の湯や亀の井別荘と違って、山荘と名がつくように結構な距離、山道を上がります。途中にもそれほどは広くない道路の両側に、たくさんの宿がありますね。そしてそれが途切れて、しばらく行った突き当たりにあるのが、「山荘無量塔」。
スタッフの男性に、テテオで食事をしたい旨を話すと、奥の山荘の駐車場に車を置いてくださいと案内してくれます。
車を降りると「ご案内いたします。」と、美術館とティールームのある建物の入り口まで付き添ってくれました。
「ありがとう。後で山荘の方にも少しお邪魔したいのですが、大丈夫ですか。」
「どうぞお越しください。お待ちしております。」
建物の入り口を入り、まっすぐ伸びる長いスロープを上がると、正面に横笛を吹く少年の像が見えて来ます。
左に行くと美術館のアルテジオが、右に行くとテオムラタというチョコレートや食器、小物などを販売するショップが、その奥に目的のお店、「ティールーム テテオ」があります。
窓際の庭がよく見えるテーブル席に座ります。先客は、女性2名と男性が1名、静かな雰囲気で食事や飲み物を楽しまれています。
見るからに感じのいい女性スタッフさんが、お水とお手拭き、メニューを持って来てくれます。
「いらっしゃいませ。お決まりになられたら、お呼びください。」
メニュー見ると、ランチタイム11:00-14:00限定で食事ができるようで、メニューは多くありません。食事だけでなく、やはり無量塔系列のスイーツ専門店B-speakのP ロールやお隣のテオムラタのチョコレートと飲み物を楽しめるようです。なお、数に限りがあるものもあると思いますので、ご注意を。
「すみません。」
「季節のドライカレーとイベリコ豚の煮込みハンバーグをお願いします。」
「はい。少々お待ちください。」
店内は、私たちが座った庭の木々がよく見えるエリアと、美術館側のスロープ沿いのエリア、そして中央にある大きなテーブルやアンティークな家具が置かれたエリアの3つに分かれています。建物内に居るのにまるで森林浴をしているような、そんな気持ちになるお洒落なティールームです。
しばらくして、料理が到着です。
季節のドライカレーは、円形のサフランライスの上に、ドライカレーがたっぷりと乗せられ、その上に夏野菜が塔のように聳えています。
メニューによると、ドライカレーはカカオマスでコクを出しているとのこと。スパイシーさは程々ですが、そのコクとさっと素揚げしたような夏野菜の新鮮さがよくマッチしています。
小鉢で提供されたものは、椎茸の南蛮漬けのようですね。大分の椎茸は有名ですよね。やはり、地元ならではの食べ方なのでしょうか。口直しにいいですね。
イベリコ豚の煮込みハンバーグもやはりカカオマスを入れたデミグラスソースで煮込んだものとのこと。お隣がチョコレートを製造販売しているテオムラタなので、有効利用かつ美味しさを増すべく、このような工夫をされているのでしょうね。
そのソースと、イベリコ豚の柔らかいけれども肉肉しさを残したハンバーグがこれもよく合っています。こちらにもたくさんの夏野菜が入っており、熱せられた鉄製の片手鍋で提供されるので、最後まで美味しくいただくことができます。パンも温められており、外はパリッと中はフワッとしていて、これまた(^o^)g"
最初は、軽食をと思い立ち寄ったのですが、どちらの料理もしっかりとボリュームがありました。
ご馳走様でした。お隣のテオムラタでチョコを買ってから、山荘の方にお邪魔しましょう。
(^-^)/にんにん
2017.8.22