車椅子・押す側から乗る側に | 高崎市うっしーのブログ

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高崎市で接骨院を営んでいましたが2022年9月21日に脳出血を発症、現在リハビリ中のうっしーのブログです

いくつかの職を経て

結局、

祖父・父と同じ

 

柔道整復師の道を

選びました

 

 

 

国家試験に合格し

 

4月から

整形外科病院に

勤め始めました

 

 

最初の業務は

 

退院が近い患者さんの

車椅子を押して

 

病院にほど近い

公園に

お花見に行くことでした

 

 

 

 

車椅子を押すのはおろか

触ることさえ

初めてのことでした

 

何とか

公園には行けたものの

 

ちょっとした段差で

力を入れ過ぎてしまい

 

 

 

 

患者さんを車椅子から

振り落としてしまいそうに

なりました

 

 

 

全身から

冷や汗が吹き出しました

 

 

幸い

 

患者さんは無事で

事なきを得ましたが

 

 

その患者さんは

「うるさい」方で

 

上司から

「よく何もいわれなかったね」

と驚かれました

 

 

私の必死さと緊張が
伝わっていたのかもしれません

 

 

 

数日後

 

その患者さんは

元気に退院されました

 

 

 

それから約20年後

脳出血で右片麻痺になり

 

外出するときは

車椅子を使うことが

多くなりました

 

 

 

押される立場になって

 

あのときの患者さんが

どれほど恐かったか

 

実感をもって

理解できました

 

 

 

ふと思い出した

出来事です。