前頭側頭型認知症では、前頭葉と側頭葉の両方が萎縮して認知症となります。
前頭側頭型認知症では萎縮部分に“ピック球”という小体が見つかる(ピック球がみられ
ないケースもあります)ため、かつては“ピック病”と呼ばれていました。
認知症の中で、物忘れよりも異常行動がきっかけで病気に気付くことが多い病気です。
万引きや暴力、交通違反などを悪意なくやってしまう異常行動が目につくようになるため、
周囲の人には人格が変わったようにうつります。そのうえ、トラブルを解決するのに苦労
します。
前頭側頭型認知症には、“周徊”という症状があります。
周徊は決まった時間にふらりと出かけて、同じコースを歩いて帰ってきます。
この周徊は、アルツハイマー型認知症の“徘徊”とは異なり迷子になることはほとんどあり
ません。事故への安全対策ができれば、出かけることを止めなくてすみます。
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