妊娠したいと思ったら夫婦で妊娠出来るかセルフチェック

なかなか授からないと思ったら、まずは夫婦で妊娠出来るかセルフチェックしてみてください。また病院に受診に行く目安になる夫婦でチェックするポイントを紹介します。

 

妊活体験談

40歳で妊娠できました。!! 本当にありがとうございました。 34歳と結婚が遅く、冷え性や甲状腺機能低下症などあり、いつも疲れやすく家では、眠ってばかりでした。 不妊の検査では、高プラクチン血症、多のう胞性卵巣症候群、子宮筋腫、黄体機能不全と、いろいろ見つかり、果たしてこれで妊娠できるのだろうかと、不安ばかり大きくなりました ...
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女性の妊娠力チェック

月経の状態や周期により妊娠できるかを見ます。子宮や卵巣の病気、不摂生な生活習慣の積み重ねで、いつのまにか妊娠しにくい体になっているかも。毎月の生理は、体が妊娠しやすい状態にあるかどうかの、目安になります。基礎体温をつけて生理の周期もチェックしましょう。気になる症状があるなら、放っておかずに早めに婦人科を受診しましょう。

生理をチェック

生理痛がひどくなったり、経血の量が増えた、レバーのような血の塊が出るという場合は子宮内膜症や子宮筋腫などが考えられます。逆に、経血が少なく生理が2~3日で終わる場合は排卵障害がおきているかもしれません。また、経血や周期の異常はホルモンの分泌異常や無排卵のサインの場合があり、いずれも不妊の原因となります。

  • 生理痛がひどい
  • 経血の量が大量(かたまりが多く出る)または少なすぎる
  • 月経の周期が20日未満または40日以上

おりもの

おりものにいつもとは違う色や匂いがついていたら、子宮ポリープなどの病気の可能性があります。見逃してしまうと妊娠力を大きく低下させることもあるので注意が必要です。またカンジダ症やクラジミアといった性行為感染症にかかると、多くの場合おりものの状態に変化が表れます。放置すると不妊の原因になるので、早めに治療しましてくだい。

  • おりものが常に大量
  • おりもののにおいがきつい
  • おりものが濃い黄色をしている
  • おりものが白くてボロボロしている

生活習慣

貧血や無理なダイエット経験は、ホルモンバランスを崩す原因になります。また、妊娠していないのに乳汁が出る場合は、ホルモン異常の疑いがあります。

  • 貧血に悩んでいる
  • 無理なダイエットで急激に痩せた
  • 乳汁が出ることがある


男性の妊娠力チェック

赤ちゃんがなかなかできないと、女性側に原因があると思われがちです。でも、実は妊娠しにくいカップルのうち、約半数は男性側にも原因があるといわれます。男性も妊娠力をチェックしましょう。勃起や射精などの性機能や、精子の生産に大きくかかわる睾丸の状態には、普段からとくに気を配りましょう。なんらかの変化に気づいたら、ためらわずに医師に相談してください。

 

妊活体験談

不妊治療先の担当医から「何か精子に良い事しました?」と言われました(笑) 結婚5年目。男性不妊と私の排卵障害で不妊治療中でした。 精子検査の結果、不妊治療の担当医から「ご主人の精子では自然妊娠は諦めてください」と告げられ、主人も私もかなり落ち込みました ...
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射精

勃起や射精のトラブルは、神経や血管の異常による場合もありますが、多くは精神的な要因によるもの。ストレスはないか、自分を見つめ直してみましょう。セックスのとき勃起や射精ができない「性機能障害」の場合は、泌尿器科を受診します。性機能障害は自覚症状があることがほとんどですが、問診や視診、触診などによって診断を確定します。

  • 勃起しない
  • 射精ができない

精子や精巣

睾丸の状態にはとくに注意が必要。過度に小さく軽い場合は、精子がつくられにくい可能性があります。精巣の長径は4cm前後が一般的です。3cm以下の場合は、精巣の機能が低下している可能性があり、精子の数が少なかったり、無精子症だったりすることがあります。一般的に精液の量は2ml程度です。1ml以下の場合は含まれる精子の数も少なくなるため、その分妊娠しにくくなります、先天性精管欠損症の可能性があります。また、前立腺や精嚢が炎症を起こすと、精液の色が変化します。

  • 睾丸が小さい、軽い、精巣の長径が3センチ以下
  • 精液が濃い黄色や赤みがかっている
  • 精液の量が1ml以下
  • 精巣がはれたことがある(思春期以降、おたふくかぜにかかって精巣がはれた)


夫婦の妊娠力チェック

ストレスや過去に経験した病気の影響を調べます。スムーズに妊娠するためには、カップルが2人とも、健康であることが重要です.妊娠に悪影響を与えるような病歴や生活習慣がないか、あらためて確認してみましょう。また、メンタル面は性生活やホルモンバランスにも大きくかかわります。思いつめず、適度に息抜きすることも必要だと心得て。パートナーへの思いやり、感謝の気持ちも忘れずに。

生活習慣

不摂生な食生活や喫煙、大量の飲酒は、女性・男性ともに、ホルモン異常や卵胞数・精子数の減少など、さまざまな不妊原因をつくります。

  • BMI値(肥満指数)が18.5未満
  • BMI値が25以上
  • 喫煙している
  • 毎日大量に飲酒する

メンタル

そもそもの原因は、不規則な生活によるストレスかもしれません。ストレスによりホルモンバランスが乱れ、そうなると冷え性になり、子宮や卵巣のトラブルにつながっていきます。

  • 日常的に強いストレスを感じ
  • 仕事が忙しくて、休息時間が少ない
  • 性欲がわかない
  • 半年以上、セックスレス

チェックで問題がないにもかかわらず、1年以上子供ができないという場合は、一度検査を受けてみることをおすすめします。受診にあたっては、可能であれば1ヵ月以上記録した基礎体温表を持って行くのがおすすめです。