彼と彼の梅雨明け・11-2 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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「……」

 

 

再びの無反応

 

それにダメージを受けての反動なのか、急に恥ずかしさが込み上げてきた

 

元からある緊張と合わさって動悸がすごいことになっている

 

普段は目立たない血管に、すごい勢いで血が流れているのが分かる

 

 

大丈夫

 

落ち着け

 

 

これは自分の為に、自分がやりたいをやってるんだからっ

 

 

 

ベッドに乗った

 

四つん這いで大野さんの顔の近くまで寄る

 

膝を割ることで生まれた三角形の空間を利用して、小振りの頭を跨ぐ

 

そのだけで下腹がキュッと収縮した

 

 

大丈夫

 

落ち着け

 

 

身体をゆっくり倒していく

 

身体と身体が平行になったところで、大野さんの腰の両脇にそれぞれの肘を置く

 

迫力の眼前

 

それを再び口に含む前に、チラリと覗き見た

 

大野さんの顔の真上、鼻先を掠める位置に、俺がぷるぷるとぶら下がっている

 

 

うぅっ

 

見なければよかったっ

 

 

ここから表情はうかがえないけど、確実に、視界一杯に、俺がぷるぷるしているはずで、少しでも油断したら、ぷるぷるが顔面に着地する

 

狙ってやってるし、計画通りだし、着地したら着地したでいいんだけど

 

 

はっ

 

はずかしいっ

 

 

またキュッと下腹が収縮した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく