※BL妄想書庫です
苦手な方はお気を付けください
「忍法……にんにん!」
これはダメだ、ダメなやつだ
捻り出した忍法がまさかの「にんにん」だなんて
期待に添えなくてごめんな、ニノ
「あーーーっ」
「ニノっ?!」
叫びながら倒れたぁ!なんで?!
「やられたぁーっ」
「どうした?!大丈夫かっ?!」
「胸が…」
「胸がどうした?!痛いのか?!」
さっきの苦し紛れ忍法にまさかそんな怖い効果があるとか…
「どきどき…」
「胸がドキドキ?!」
心臓に異変!それは大変だっ!!
「あーっ 胸がぁ、胸がぁ~」
「ニノ!ニノー!」
「きゅんきゅんするぅ~」
「……キュンキュン?」
にんにんで胸がドキドキしてキュンキュンする?
それは一体どんな状態なんだ??
「どうしよ~
にんぽーすご~い
大野さんをもっと好きになっちゃったよぉ~
あ~ん、こんな近くに大野さんが居るよぉ~
かっこいいよぉ~
照れちゃうよぉ~」
小さな手で胸をきゅっと押さえて、床をころころ転がってる
「…ニノ?」
「呼ばれたぁー!
見つめられてるぅ
どうしよぉ~てれるぅ~とけるぅ~すきすき~」
「にんにん」
「ああ~♡
またにんぽーかけられちゃったぁ~
どうしよぉ~どきどききゅんきゅんが止まらないよぉ~」
オイラって可愛い恋人をもっと可愛くする忍法使えたんだな
「にんにん」
「きゃふ~ん♡」
しかもこの術は何度でも効くらしい
「にんにーん」
「やぁ~ん♡」
「にんににーん」
「あふ~ん♡」
「にんにににーん」
「あ、ぁあんっ」
「にににんにーん」
「ぁ…はぁん…」
「にんにん、つんつん、ぺろぺろりん」
「ぁ…ぁふ…ゃん…」
にんにん無限段活用
ラブ系忍法、恐るべし
「ニノ」
「…ふぁい♡」
くねくねでふにゃふにゃでも、俺だけを見つめる瞳はハートのまんま
「ここだけの話なんだけど…この術には秘密があるんだ」
「ひみちゅ…」
「実はこの忍法、ベッドの上だともっと効くんだっ」
「もっとぉ?…はぅ…しゅごぉい♡」
「かけてやろうか?」
「ん!ん!」
懸命に頷くその姿、確と受け取った!
「よーし、たくさんにんにんすっぞ~」
「にんに~ん♡」
終わり