※BL妄想日記です
苦手な方はお気をつけください。
「帯文(@嵐にしやがれ)からプロットを書いてみよう♪」
⑤OS
実はそらジローだつた。
洗濯に行つたら、桃、どんぶらこ。
持つて帰つて、ぱかつ、おぎゃー。
すくすく育つて、唐突に鬼退治に行くとか言いだした。
分かつた、これ持つてけ、きびだんご。
てくてく歩いて、ワンワン、出会つて、きびだんご。
てくてく、キーキー、きびだんご。
てくてく、バサバサッ、きびだんご。
先に見えるは鬼ヶ島。
「行くぞつ!」
ワンワン、キーキー、バサバサッ。
のそりと動く影。
「あれが…世にも恐ろしき鬼か。」
ワンワン。「なに?動きがおかしい…だつて?」
キーキー。「なに?バランスもおかしい…だつて?」
バサバサッ。「なに?あれは鬼ではない…だつて?!」
ひそひそ話し、遠巻きに監視中。
フラフラ歩いて、小さな岩に躓いて、コテンと転けた鬼。
ぽん。ポロッ。
「ぎゃーー!まだなにもしてないのに頭がもげたーー!!」
桃太郎プチパニック。
「ねぇねぇ…」
「ぎゃーー!!こつち来たーー!!」
ワンワン、キーキー、バサバサッ。騒ぐな、よく見ろ、落ち着け馬鹿。
「え?なに?」
「オイラね、ほんとはね、鬼じゃないんだ。」
鬼はただの被り物。
落ち着いて見てみれば…。
「本当はそらジローなんだ。いつもは鬼のフリしてやり過ごすんだけど、もしかしてつて思つて」
もしかしたら?
「よく分かつたな、実は…」
ぺりぺり、ぽん。
「実は俺もそらジローなんだ。」ワンワン。
ずつと犬だと思つてたのに!
「実は俺も…」
「実は俺も…」
ぺりぺり、ぽぽぽん。
「そらジローなんだ。」キーキー。バサバサッ。
ずつと猿と雉だと思つてたのに!
「みんな僕のこと騙してたんだつ、勝手に顔を剥がして着ぐるみ脱いでさらに着ぐるみのそらジローになられても困るよ!」
「あのさ、ずつと言おうとしてたんだけど」
「なんだよ!犬ジロー!」
「僕達はきびだんごをもらつたら仲間になつたわけじゃないんだよ」
「だつたらなんで一緒にここまで来たんだよ、猿ジロー!」
「君の背中にはチャックがあつたから」
「チャックつてなんだよ!雉ジロー!」
…え?チャック?
「オイラが手伝つてしてあげるつ」
「や…やめろつ!鬼ジロー!僕に触るなつ!」
ジーーー
ぐいつ
「あ゙ーー……」
「ほらね」
「やつぱり」
「君も」
全員そらジローだつた。
終わり
どんな話やねーん!(笑)
今回のチャレンジ企画、プロットを書きたいのにどんどんCS(ショートコント集)っぽくなっていくのを止められなくて、一人で勝手にすごく楽しかったです!
お粗末様でしたm(_ _)m