※BL妄想日記です
苦手な方はお気をつけください。
カチ
カチャ
繋がる金属音
カチ
カチャ
「あ…はぁ…」
カチ
カチャ
聞こえる度に息が上がる
カチ
カチャ
そういう趣味があるわけじゃないのに
鳴らされたからといって、自由が奪われるわけでもないのに
カチ
カチャ
なんでこんなにも…
カチ
カチャ
カチャ
不規則に19回鳴って、やっと終わった
「わ~ほんとだ、これは一人じゃ着れないね」
「でしょ~」
ニノが今日の仕事で着たらしい衣装
大野さんに似合うと思うって貰ってきた!と嬉しそうに言うから、早速着てみた
「これは二面性を表現してるんだっけ?」
「そう!大野さんの二面性がばっちり表現されてるー!」
自分ではよく分からないけど、ニノがそう言うんだからきっとそうなんだろうな
「ファッションショーして欲しいなーっ」
「うんっ」
タタッと廊下の奥へ走って、そこから優雅さを意識してウォーキングしてみる
「かっこいー!」とか「似合ってるー!」とか、ニノが手を叩いて喜んでくれるから
目の前でサッとターンて、手を腰に当てたり、頭の後ろで組んだりしてポーズを決めてみる
「着心地はいかがですか?」
「やっぱり背中がスースーするかな~」
「だよね~」
「これさ、ほんとにこれだけ着て収録したの?」
正面はスタイリッシュなスーツだけど、後ろが…
「そうだよ~」
背中ぱっくり、二の腕も太股の裏側もぱっくり
そして、お尻までばっちりぱっくり!
「たくさんの人がニノの可愛い後ろ姿を見たんだね…」
「そうかもね~?」
どんな衣装でも周りが喜んでくれるなら嫌な顔しないで着ちゃうニノだから
お尻ぱっくりでもなにも言わずにちゃんと仕事として着たんだろうな…
「スタジオは寒くなかった?」
「それは大丈夫だったんだけど、やっぱり見られてると思うとこのへんとかむずむずしちゃった」
大きく開いてる背中に指がツツーと滑る
「んっ…そ、そうだよねっ むずむずしちゃうよねっ」
「あ~ 滑らかな肌だな~、指に吸い付いてくるみたい」
「く…ん…」
背中にある3つの金具を乗り越えて、指が右の太股で止まった
つづく