※BL妄想日記です
苦手な方はお気をつけください。
番組収録で催眠術を間近で見た
テレビとかの言動を見る限り、俺はかからないだろうって、その催眠術師さんに言われて
自分でも特殊なのかなぁ?なんて思う
でもその収録では普段はかからないという後輩が簡単にかかってて
それを見ながら、あの人もかかる可能性があるんじゃないかって思った
まぁ、あの人も結構特殊ですからね
かからないとは思いながらも、チャレンジ精神がいつになく沸き上がってきてた
「脳の錯覚、言語で誘導…うん、やっぱりマジックと似てる」
本を読んでみたら、なんとなく出来そうな気がして
早速実践に移すことにした
「ってことで、試してもいいですか?」
「いいけど…どんな催眠?」
「妥当なところで、苦手な物が好きになっちゃう系でいこうかなと」
「それ痛いとかない?」
「ないない」
「ならいいよ」
「では、始めますね」
「は~い」
本に習って補助催眠というものを施してから、本催眠
さて、どんなもんでしょうね?
ぱん!
手を叩く
「どうです?気持ち悪いとかないですか?」
「ん~…どこも変わった気がしない」
「では早速こちら、豚足丸々煮込みです」
「うわ…」
「美味しそうですか?」
「全然」
「とりあえず食べてみます?」
「うん…うわぁ、やっぱダメだっ」
「全くダメ?」
「見た目も好きになってないし、箸で持つのも抵抗あるし、口に入れるのもムーッてなる」
「あら、失敗か」
「そんなに簡単なもんじゃないのかもね」
「そうだよね」
普通に失敗だったな~
豚足丸々煮込みは大野さんから見えないところで俺が平らげて、皿を洗った
催眠とかって相性が大きく関わってるみたいだから、俺ならいけるかなぁって思ったんだけどな
「そういえばさ、年越しってどんなスケジュールだったっけ」
手を拭きながらソファに戻ると
「か…」
クルッとこっちを向いた大野さんの目が輝いてた
なに?そんなに嬉しいかんじ?
今年ってそんなに休みがあったっけ?
この前知らされた年末年始のスケジュールを思い出してると
「和也っ!」
ガバーッ!と抱きつかれた
「ぅえ?!」
「好き…好き…和…和也…」
いきなりな和也呼びの上に、大野さんからの大胆スキンシップ
「大野さん?!どうしたの?!」
「俺ねぇ、和也とね?
ちゅーしたいなぁ」
…はっ?!
つづく