でっかいテレビ・中 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















リモコンが置いてあった場所は、こいつとの距離1メートル

大きすぎて全体像が見えないってなんなのさ



「よいしょ、こらしょ」



膝で歩いて、離れて、振り向いて



「ふぎゃっ!」



驚いた



「…なぜに…俺?」



俺のドアップ、の静止画

これっていつかのVS嵐だけど、大野さんってあんまり観ないんじゃなかったっけ?




「しかし…なんでこんなところで一時停止なんか…」



チャプターを送ってみた



「…ぅわっ」



また俺だ


次のチャプターも俺で、その次も俺


で、次も俺、次も次も俺、俺、俺



「…あの人、なにやってんだか」



せっかくでっかいテレビ買ったんだから、もっと有意義に遊べばいいのに

例えば、ゲームとか?釣りチャンネルとか?



まぁでも…俺で止まるチャプターを作るのが楽しいってなら別にいいけど




ドサッ



「なっ…なに見て…」

「あ、おかえり~」

「これは違うの!」



いつの間にか帰ってきた大野さんは、引き攣った顔でその場に鞄を落とした


そして一瞬だけ固まった後、ぱっと素早く動いて、俺とテレビの間に立ちはだかった




「違うから!」


「えっと…なにが?」

「この時のVSは面白かったから!」

「うん、そうだね」

「ニノチャプター付けたのは!えっと…この時のニノがカッコいいなーって!」

「ありがと、でもそれはそんな真っ赤になって一生懸命言うことなの?」

「真っ赤になんてなってないよ?!」



なってるよ、顔も耳も真っ赤だよ

可愛いけど…なんでそんなに照れてんだろ?



「大野さん?」

「はいっ!」

「なにかやましいことでもあるんですか?」

「ないっ!」

「即答はやましいことを隠す時にあなたがよく使う手ですよ?


なにかあるんですね?」

「ぅっ……ないっ!」

「今更そんな微妙な間を作ったって無駄です」



追い詰める気はなかったけど、何かを隠そうとしてる姿がなんだか可愛くて

ニノチャプターと命名してるその楽しそうな遊び方を聞きたくなった



「その後ろにあるでっかいテレビを買ったのと…なにか関係があるのかな?」

「これは…その…」

「どんな遊び?私も一緒に遊べますか?」

「う…無理…」

「一人で遊ぶの?どうやって?」



膝で歩いて、真っ赤な顔して立ってる大野さんの足にきゅっと抱きつく



「それ…見てみたいな」



俺が関わってるはずの、大野さんの一人遊び



「…見せて?」



下から赤い顔を見上げる



「わかっ…分かったから、ちょっとだけ…離して…」

「ん」



そっと足から離れて、大野さんを反転させて、テレビと向かい合わせた

















つづく