二度目の訪問・4 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















まだ仕事してるかな…



事情を知っていそうな人の携帯を呼び出した




『はい』

「こんな時間にごめん、まだ会社?」

『そうですけど』

「仕事中にごめんね」

『どうしたんですか?』

「あのさ、ニノがこっちに来たんだけど」

『昼前に要請があった仕事を無理矢理勝ち取ってましたね』

「なにかあった?」

『一週間くらい前までかなり忙しそうにしてたけど、今は落ち着きましたよ?』

「そうなんだ…」

『そういえば、寝れないって言ってたかな

ずっと気を張ってたから緩める方法忘れたーって今朝も笑ってる顔見ましたよ』

「そっか」

『もしかして、そっちで寝てます?』

「うん」

『あははっ それはそれは愛されてますねぇ』

「トラブルじゃなくてよかった

ちょっと待ってね」



ニノから手を離さないように一度携帯を離して、膝の上でパソコンを開く



「ごめん、お待たせ

明日の午前中に仕事頼むから」

『おぉ~ 権力だぁ~』

「今、送った」

『K支社本部長代理からの申請…はい、来ました』

「上手いことよろしく」

『借り1で』

「もちろん、忙しいところに仕事増やしてごめん、ありがとう」




こんな時間まで働いていた翔くんにさらに頼み事をしてしまったけど、なんとなく事情が分かった



「ニノ…頼ってくれて、ありがと」



親指で唇に触れると、むにむにと動く



「ふふ…可愛い…


安心して寝てね、おやすみ」











ここ一ヶ月、かなり気を使わないといけない仕事が続いていた



周りの協力もあって無事に乗り切ったけど

ずっと気を張っていたせいか、一段落ついてもなかなか寝付けない日が続いた



「わっ……はぁ…まだ3時だし…」



やっと眠りに落ちても嫌な夢を見て、すぐに目が覚めてしまう



「…神経が…休まらない…」



大野さんの腕の中なら…


何度も考えたけど、こんなことで甘えていられない



現実的にも無理だしね





「うぅ…いってぇ…」



睡眠不足からくる頭痛が激しくなって、市販の薬を飲もうとした時



「うわ~それじゃ完全に弾丸じゃん」

「行きたいけど行きたくねぇ~」



そんな会話を拾った




「出張?それ…どこ?」

「H支社だって」



Hって…K支社がある方面

ってことは、帰りにK支社がある駅を通過する?!



「はい!それ俺が行きます!行かせてください!」



他の人に託されようとしていた仕事に、手を挙げていた

















つづく




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