せかむぢゅ♡図書委員の初恋・13 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「ボケッとしてると置いてくぞ~」

「え?ちょっ!待ってよ~」



この人と出会って、僕は二度目の恋をした



どことなく鮫島くんに似ていると気付いたのは、お付き合いを始めてから



自分の格好良さを知らないところ

好きなものには深くのめり込むところ

見かけによらず、頑固なところ



あと、拗ねると猫背になって唇が尖るところも似てるんだ




「ドキドキの再会?」



ここが初恋の相手が経営してるホテルだということは言った



「社長はきっと忙しいよ」

「会ったら…再熱する?」

「なに言ってんですか

私の初恋は、あの卒業式でちゃんと終わりましたから」

「だったらいいけど」

「心配ですか?」

「全然!」

「あはははっ」



ほら、唇が尖った




「部屋に荷物置いたら海の近くまで行ってみっか」

「うんっ」




一つだけ

初恋の相手が、ファーストキスの相手と同じだということは言っていない



あれは自分の中だけの認定だし

大切な秘密の思い出だからね






「綺麗ですね~」



夕陽が沈もうとしている波打ち際



「上手い魚が釣れそ~」

「ぇえ~?そっち~?」

「レストランの予約時間までこのまま散歩しよ」

「うん」



二人でのんびりと歩く



「ニノ」

「はい?」

「好きだよ」

「私も、好きです」

「オイラはニノ一筋だからな!」

「あははっ」

「好きだーっ!」

「私も大野さんが大好きでーすっ!」



オレンジ色の海に向かって、二人で叫んだ





「なんだかすげぇレストランだな」

「そうですねぇ」



綺麗な夜景を見ながら、記念日を祝うフルコースを堪能する



「ニノ、これからもよろしくな」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

「おう」






鮫島くん、元気にしていますか?



どんな人と恋をしていますか?



図書委員みたいな人じゃなくて、学級委員みたいな人と恋をしていますか?



その人にちゃんと「好きだ」と言えていますか?



鮫島くんは、幸せですか?




僕は今、とっても幸せです!





















終わり