トワトハ・部長's episode13 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















夢も見ずに、ぐっすりと眠った



瞼を開けて確かめなくても、腕の中にニノが居るのが分かる


眠る前の安心感がずっと続いてる



「はぁ…あったかいなぁ」



こうして久しぶりにゆっくり身体を休めて脳が冷静になると


ずっとニコニコしてると思ってたニノの顔は、どこか強張っていたような気がした



見てたのに、見てなかった



離れて寂しいのは俺だけじゃない



ニノもたくさん考えて、たくさん想ってくれてるんだ




トクン トクン


心臓が脈打つ度に「ニノ」「好き」って言ってる



ドキン ドキン


ニノの鼓動も「はい」「俺も」って言ってる気がする



…幸せだなぁ




「さっきはごめんね」



いつまで経ってもニノを困らせる駄目な恋人だけど

ちゃんと現状を受け止めて考えるから

仕切り直させて欲しい



「うん…大野さんと旅行…嬉しい」



よし、今持ってる力をフルに使って楽しもう!





上流気取りでプライドの高い人との商談は、必ずと言っていいほど難航する

いつもは使わない奥の手も出さなくちゃいけないけど、外部に聞かれるのは都合が悪い



そんな時はこれ


気分上々密室ハイヤー



運営してるのは業界に名の知れた信頼出来る会社

指名した顔馴染みの運転手さんの腕も折り紙つき



夢の旅行



ニノとの旅行が始まる











街の明かりが、膝の上に座ってるニノの横顔を照らす

それがなによりも綺麗で、いくら眺めていても飽きることはない



…正面から見たいな



「こっち見て?ニノ」



振り向いてくれたニノは、可愛くて、綺麗で、優しい顔してた



見つめ合いたかっただけなのに、キスが止まらなくなる



可愛くて、可愛くて、どうしようもなく可愛くて

素肌を探すように無意識に伸びていた手をペチッと叩かれた



ニノが可愛すぎて、このままじゃ…ここで抱くな



それは流石に駄目かな


可愛いニノだけじゃなくて、色んなニノをこの目に焼き付けておきたいし



よし、旅行っぽいことしよう!




「猫!」

「にゃ~」



か…かわっ…可愛い!



「犬!」

「わんっ」



駄目、甘えが足りない



「子犬!」

「あんあん」



いい!あんあんニノ!

よしよ~し、いい子だねぇ~、ちゅーしちゃうぞ~



「あんあん」

「にゃ~んっ」



あぁ…駄目だ、可愛すぎることに変わりがない



ここで襲いたくなる


ここで食べたくなる



可愛いから離れなければ!




「次はポジティブしりとりしよ~」



これならニノから可愛いが減るはずだっ

















つづく