副賞・2 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「背中に…なんか居るんですか…?」



まったりしてるニノが、不思議そうにしてる



普段はすごく賢いニノだけど、あんなに嬉しいことがあった後だから

少しくらい変なことでも信じちゃうんじゃないかな!




「ここにね、ボタンがあるよ」

「…へ?」

「押してみるね」



唇でちゅっとしてから、人差し指で小さな赤い痕を押した



「んっ…」

「どう?」

「どうって言われても…」

「このボタンさ、小さい字だけど、なんか書いてあるみたい」

「ボタンに…文字が?」

「知りたい?」



自分では見えない場所だから気になるよね?

背中にボタンだもんね


ニノはニノ自身のことに関心薄いけど

一度でも興味を持ってもらえたら、信じてもらえる気がするんだっ



「そう…ですね、是非知りたいです」



知りたい?!これって興味だよね?!



「読むね?」

「お願いします」

「素直全開…って書いてある」

「……はい?」

「押したら素直になっちゃうボタンじゃないかな!」

「…素直」

「なってきた?もう一回押してみる?」



…ちょっとだけ強引だったかな



でもね、あの時、嬉しいってことを隠さずにきらきら全開で喜んでたニノだから

その勢いで色んなことに全開になったらどうかなって思ったんだ



いつものニノももちろん好きだけど

もし素直が全開になったら、欲しい物とか、オイラにして欲しいこととか


たくさん言ってくれるんじゃないかなって



どう?これって名案じゃない?!




「これを受賞した人って、トロフィー以外にもこういう特典があるのかもしれないよ?

すごく限られた人しか経験したことないから噂にもなってないけどきっとみんなもらってるんだよっ


それで誰かに見付けてもらって押してもらっていつもは言えないこととかを言ったりしてるんだよ!


だってほら!ニノにあるんだもん!」



いつになく口からぺらぺらとそれっぽいことが溢れてくる!



「ね?これはきっとそうだよね?」

「そう…かもね」



ぉおっ?!信じそうな気配あり!



「ね!だってここにボタンあるもんね!」



もう一推しだーっ!



「オイラこの指で確かに押したもんっ!あるよあるあるあるんだよ!素直全開ボタンが!

ぽち、ほら!押せた!へこんだ!ボタンだから!素直全開ボタン押したよっ!」



ニノ!どう?!信じてくれたっ?!




「…さとち」




…さと…ちっ?!

















つづく