部屋の外・5 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「はぁ~…もー…」



一人になった豪華な部屋は、サトシが居ないというだけで居心地が悪くなる



「でも…よかった…

なんか…嬉し…あははっ」



俺にも相性の合う人が居る

そんな風に思わせてくれたサトシ



あんな人が居るんだなぁ



「さすがROUGE…

惚れそうだよ…」



唇に触れて、名残を指へ移した









「う~ん…送信してもいいものか…」



性能を確かめる、という口実は無くなった

出会いをアクティブに求めてる訳でもない



それなのに、迷う指先



「サトシ…」



唇に触れば、そこにサトシを感じることが出来た



この仕草が無意識過ぎて…無意識だからこそ怖いってゆーか?

名前呼んでうっとりするなんてどーかしてる



なんか苦しいな…



サトシ以外の可能性を見付けたくて、迷う指を動かした









「待つ側も緊張すんだな」



15分の間を空けることは、友人の提案

マッチングには自信があるから、期待を高める為に少しだけ一人にさせようって



「さすが策士…ドキドキするわ」



承認が来たってことは


この俺と相性が良いと判断された人がこの世にもう一人居るってこと



それだけで、世界が希望で溢れてる気がしちゃうよね?





「嘘でしょ」



チャイムに呼ばれてドアを開けると

ROUGEがマッチングした二人目は、一人目と同じ



手当たり次第に送信してるなら確率的に有り得ないことじゃないかもしれないけど

向こうも二回目とか言ってた




違う人をって、真剣に望んだよ



でもそれと同じくらいの強さで、サトシをって望んでたのかもしれない


ROUGEには、それが分かってたのかも



自分が自分に負けた気分





4時間で希望出してたんだって



それはROUGEを信じて素敵な出会いを望んでたってことなのに



…申し訳ない、ほんとに


ごめんね、サトシ



ガッカリさせちゃっただろうから、せめてもの償いで酒を用意してたら

予想外の力で腕を掴まれた



ぽん!と口から心臓が飛び出そうになるのを、眉間に力を入れて耐える



今日は一口も飲んでない

だから酔ってないはずなのに、瞳が熱い



また俺みたいな残念賞だったから、ヤケクソで?


喰われるようなキスが降ってきた




「…ぅん…ん゙っ」



だからさ、これを気持ちいいって思ったら駄目なんだよ



「はっ…ぁ…や…」



いつの間にか肌蹴てた胸元に、頭が降りていく

吸われて、転がされて、訳が分からなくなりそう



掴んでる髪も、引き離そうとしてんだか、押し付けようとしてんだか…



抵抗すべきなのに、なにやってんだよ

















つづく