部屋の中・10 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















外せるボタンは全て外して、藻掻く身体から出来る限りの肌を晒した



手足に絡まる中途半端な服

これはこれで、真っ裸よりエロいかも




「ぁっ…ん…ぅ…」



指で中を探る


どこがイイのかなぁ



「う…ぅ…ん」



女の子だったら…って場所を擦ってみたけど、反応は鈍い

でも前は萎えてない



声、抑えてるだけ?




「カズ…気持ちイイ?」



目を合わせると、ハッとした顔して逸らされた



それもさぁ…

煽ってるとしか思えない



またあの感覚が襲う



この胸が湿っていく

カズが、湿らせていく








「はぁ…なんだよ…もう時間…」



一時間はやっぱり短い


重ねた肌を離すのも、絡めた指を離すのも惜しい



「…はぁ……」



俺が離れると、背中を丸めて小さくなってしまった



それは癖?

それとも俺と離れるのを少しでも名残惜しく感じてくれてる?



「ねぇ、大丈夫?」


「…ん」



身体は繋げられたけど、気持ちよくさせてあげられたか分からない




カズと居ると、自分の中にそんなものがあったのかと驚く程の…越えた場所へいってしまう


カズとしか、行けない場所




三回は必然だ

確信を得たから「次」の話をしようと決めた





「今度の日曜日、ROUGEに送るから」

「…聞きたくない」

「昼の12時から夜の12時まで」

「だから…」

「一時間なんてマジで無理

なにもしたくないなら、一緒の空間で過ごすだけでいい

目的は、いつでも相手次第だから」


「…好きに送ればいい」


「うん、送る」




帰り支度を整えた

振り返ると、カズはベッドへ沈んだまま



「ねぇ…カズを置いて行きたくないよ」



連れて帰りたい

こんな刹那的な抱き方じゃなくて

ちゃんと確かめながら、優しく抱きたい



「…アホか、置いてけ」

「外で待って…」

「そんなに退会したいの」

「カズ」

「帰れ」

「またね」




カズを残して、部屋を出た

















つづく