潤様VS翔様・9 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「ん…んっ」



後頭部に回された手が、終わることを許さない



「ぅ…んん…」



とろりとした感触の翔が、もっと深くを欲しがっているようで…

唇を合わせたまま、二つの身体はどさりと倒れた




「はぁ…翔…今宵は約束の義…」

「知ってる」

「じゃあ…この体勢…」

「どんな体勢で約束の義をしたっていいでしょ?」

「だったら俺が上に…」

「どっちでもいいよ」



ちゅ…


くちゅ…



器用に動き回る舌についていくのが精一杯で

頭がぼんやりする




「はぁ…翔…苦し…」



衣を掴んで震えた



「苦しめば?」

「…え?」

「悪いけど、止まらない

いつから潤を想ってると思う?

触れていい資格を得て我慢出来るほど俺は出来た人間じゃない」



月明かりで頬が光ってる

翔が…泣いてる



「…苦しいのか?」

「嬉しいんだよ」



人は嬉しい時も泣くんだな



「だったら…好きなだけしていいよ」

「…ありがと」



どんなに深くまで絡めても、翔は俺から離れなかった











触れてはいけないものに触れてしまった気がした



あれだけ待ち望んでいた約束の義

嬉しくて飛び跳ねて万歳三唱でもする勢いかと思ったのに



「まさか…天使様だったのか?」



この唇で触れた物は、この世の物とは思えなかった




『ん…んっ』

『ぅ…んん…』



昨夜の潤が頭をぐるぐる回る


必死にこの袖を握って、甘い息を漏らす潤に「苦しめば?」だなんて…



「あ゙ー!俺はなにをやってんだぁ?!」



御礼状を書きながら、頭を抱える



焦がれて止まなかった不可触の天使を

事もあろうに下に組み敷いて、口内を掻き回してしまった…



だってさ、だってさぁ!

潤の舌ってすげぇいいんだよ!

そりゃ誰だって離れたくなくなるって!



…誰だって?



いやいや、あれを知ってるのは俺だけでいいんだ

他の誰かがなんて…



「絶対駄目だ!!……あっ」



お茶菓子を用意してくれた小間使いの子を驚かせてしまった



「ごめんね、少し悩み事があって…

お菓子、ありがとう

半分は君が持って帰りなさい」



懐紙に包んで渡すと、可愛く頭を下げて戻っていった

















つづく