※BL妄想日記です
苦手な方はお気をつけください。
「シャワー浴びた後じゃなくて、浴びる前ね、ここ大事だから
その日のニノを洗い流す前ね
一枚脱いだら一枚撮って、最後は何も身に付けてないニノね」
「いや…それは…」
「で、各所アップもね」
…各所って?
「出来れば俺を想って昂った各所のアップがいいなぁ
摘まんだり握ったりしてるとこでもいいよ」
自分を摘まんだり、自分を握ったりしてるところを、自分で撮るの…?
「そんなもの…どうするんですか」
「もちろん夜のオカズにす…」
「却下だ!!」
俺の恋人は、素直で純粋な変態だっ!
それから散々ごねられた
「ニノ~」
「却下です」
「ニノニノ~」
「却下!」
「それがあったら俺、仕事頑張れちゃうよ?」
「なくても頑張りなさいっ!」
「ケチ~」
「俺はケチです!」
…だってさぁ?
自分の携帯はすぐに消去すればいいけど
大野さんだったら、それを待ち受けにでもしかねない
俺の破廉恥な画像を、すけべな顔してニヤニヤ眺めて
さらにそれが美味しいオカズに…?
いやぁー!
そんなの恥ずかし過ぎるぅーっ!
「いっぱいしゃべったね~」
「…そうですねぇ」
二人ともなかなか譲らないから、気付けば喉がカラカラで、コーヒーを淹れなおした
まったりとソファでくっついてると
「そういえば、良いもの見付けたんだった」
大野さんが、棚から小さな箱を持ってきた
「ずっと気になってたの」
これ、と差し出されたものは…軟膏?
効能を見ると、赤く腫れたり、熱を持ってしまった肌に効くことが書いてある
「どこか腫れちゃったりしました?」
忙しすぎて、疲れが肌に出ちゃったのかな
辛いとか大変とか、見せない人だから
俺がちゃんと気付いて、癒したい
「手の届かないところだったら、俺、塗りますよ」
「お尻がね、血は出てないんだけど、いつも赤くなってて気になってたんだ」
飛行機とか新幹線とかでいつも長時間移動するから
負荷が掛かっちゃうんだね
酷くなってないといいんだけど…
「大丈夫ですか?今も痛い?」
でもさすがにお尻に塗るのを手伝うわけにはいかないか
「俺のじゃないよ、ニノのね」
「……はい?」
俺の…?
「ホテルでもしたかったんだけど、まだ赤くなってたから」
つづく