俺の推し曲 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















仕事の空き時間



「テーテレッ♪テーテレッ♪


テーテレッテレッテレッテテッ♪」



ニノがご機嫌で歌ってる



「テーテレー♪」

「ふーふふーん♪」



オイラはそれを聴きながら、鼻唄でハモる



「テーテレッテレッテレッテッテッ♪」

「ふーふふんっふふんふんふっふっふーんっ♪」

「ぎゅっ♡」

「わあっ!」



節の終わりに、ぎゅっと抱きつかれた



「テテテテレーレテテレレー♪」

「ちょっ…ニノ?!」



すぐに離されると、ニノは何事もなかったかのように歌い出した



「テーテーテテレーレなぁ~にぃ~♪」



…歌いながら答えてる?



「あの…今の、なに?」

「テテーテテレーレーぎゅ~だぁーよぉ♪」



今度は答えながら細かいステップも踏み出した




びっくりした…

急に距離がゼロになるんだもん…



ずっと歌ってるからかな?



すごく温かかったなぁ




「テーテレッテテーテーレッテッテッ♪ぎゅっ!」

「テーテレッテテーテーレッテッテッ♪ぎゅっ!」




それから、そこの節に来ると、必ずぎゅっとされた









「ふぅ~」

「休憩?」



ドサッとソファに腰を降ろしたニノに、コーヒーを持って行く



「ありがと~」

「リハ前の予習にしては同じ曲だけなんだね」

「推し曲ですので」

「覚えやすくて、分かりやすいから…だっけ?」

「そう!」

「なんか意外」

「そ?」

「うん」

「これ今、無性に歌いたいんだよねっ」

「へぇ~」



ニノはギター弾きながらゆっくり歌い上げるほうが好きかと思ってた



「お前が輝くまで

この歌は鳴り響く

…ここ、いいんだよな~

任せろ!鳴り響かせてやるぜー!って気になっちゃう」

「歌詞が好き?」

「歌詞も好き

…あの夜の

涙のブルーが

長い時間を越えて

煌めく…

この長い時間ってさ、指定されてないじゃん?

感じ方はそれぞれだもんね」


「うん」


「でもさ、煌めくって言い切ってるの

煌めくだろう、じゃなくて

長い時間の先…未来の話なのに

これは宣言ですかね?」

「さぁ…どうだろう」




歌の主旨は事前に一通り説明される


だけど、実際に歌う時に込める想いは人それぞれ



ニノは毎回こんな不思議な解釈してるのかな…?




「恐れんな、くじけんな、だってさ」

「うん」

「勇敢に果敢に突き進め、だってさ」

「…うん」



違う

ニノは、不思議な解釈なんかしてない



「あなたは独りじゃないんだから」

「はい」



推し曲は、自分が好きだからじゃなかった

あの時の声録りでオイラにお薦めしてたのも


これを聴け!ってことだったのかも




ニノ…



オイラは進むよ

信じた道だけをゴーインオンだね



駆け抜けたその先に

きっとみんなが…ニノが、居てくれる





「いつも俺ら ついてんぞ♪ぎゅっ!」

「…うんっ」





















Japonism『Bolero!』より




終わり





Bolero!、好きです。お粗末様でしたm(_ _)m