※BL妄想日記です
苦手な方はお気をつけください。
「はぁっ…やっ…離れ…ないでっ」
「大丈夫、息を整えなさい」
一気に追い上げてしまわないように間を開けながら
和也が安心出来るまで、口付けを繰り返す
「和也」
「んんっ」
「和也…」
「ん…はぁ…ぁ…旦那様…」
名を呼んで、触れて、見つめて、また触れて…
「苦しくないか?」
「ん…あつい…へへっ…」
なにかに満たされたように身体から力が抜けると
私の肌にぺたぺたと触れながら、ふにゃふにゃと笑っている
…可愛い
お前が欲しい
合わせていた 唇 を、首筋、鎖骨、鳩尾、腹へと降ろしていく
足を 開 かせて、その間に顔を近付けた
「だ…旦那様…?」
「和也を、私にくれ」
降ってきた戸惑う声に構わず、蜜の滴る 先 に、口付けた
「やあっ……駄目っ…そんなとこっ!」
びくっと胸を 反 らせて慌てた和也が
近くに落ちていた羽織を手繰り寄せて、そこを包んだ
「…なぜ?」
「だっ…だって!」
「私に見せたくないのか」
「見せたいとか見せたくないとかそういうことじゃなくって!」
「和也を、私にはくれぬのか?」
「違っ…」
「見せてくれ、見たい、和也を貰いたい」
そこに束ねられた羽織を、ゆっくりと退かした
全体が柔らかい物に包まれる
心も身体も満たされて、頭の中が霞むほど熱い
旦那様も、熱い…
重なっていた 唇 が降りていくのをぼんやりした視界で追うと
開いた 足 の間に、頭が沈んでいった
ちゅ…
はう!!
…旦那様が、俺に、口付けた?!
有り得ない光景に驚いて、手近にあったものでそこを咄嗟に隠した
今までだって、全 裸 を見られたことなんて何度もあるし
旦那様に 握 ってもらって、散ったこともある
だから今さら…だけど
まさか口で 触 れられるなんて!
「私に見せたくないのか?」
寂しげな瞳で見つめられると、胸がきゅんと痛む
いっぱいくっついていたいし、いっぱい見たいけど
俺を見て欲しいとは…
「見せてくれ、見たい、和也を貰いたい」
見て欲しいとは…思わないのに
すごく恥ずかしいのに…
羽織を退かされて、また旦那様の頭が 足 の間に降りていくと
身体が 興 奮 して、脈打つのが分かった
くちゅ…
「ぁあああんっ」
旦那様の口に…俺が… 入 っている…!!
つづく