LOVEDOLL・4 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「カズっ」


「はいっ」


「今日はこれで遊ぼうぜっ」

「駄目ですよ、本日の読物を終えてからでないと」

「バレねぇって、裏の堀へ行くぞっ」

「駄目です」

「なんだよ~カズはほんと真面目だなっ」

「潤様は本当に自由奔放でいらっしゃいますね」



容姿端麗、頭脳明晰、人の上に立つべき華やかさと統率力

全てが揃っている



なにも悩みなどないんだろうなぁ…




「カズ」

「はい」

「俺らももう十六だろう?」

「はい」

「最近さぁ、爺やとかお婆様に契り候補に会えってしつこく言われるんだよ」

「…契り」

「十八になったら結べるって言われてもさぁ

一生添う者をそう簡単には決められないよな~」

「そう…ですね」

「俺は理想が高いんだよ」

「それはよろしいことです」

「こいつ!って奴が現れるまで、このままでいいよな?」

「はい、潤様がこの方だ!と思われる方がきっといらっしゃいます」

「だよなー!カズなら分かってくれると思ってたっ

よしっ 裏の堀に行…」

「駄目です」

「なんだよもーっ!」


「あははっ」




大きなお屋敷のご当主ともなれば、選ばすとも素晴らしい候補は勝手に寄ってくる


旦那様も、もちろん例外ではないはず



なぜ俺なんかを選ぼうとなさったのだろう…



全く分からない











「和也」

「はいっ」

「用事が終わったら私の部屋へおいで」

「あ……えっと…」

「和也?」

「あの…それは…」



旦那様の寝所へは、入りたくない

あそこへ入ると胸が苦しくて、いてもたってもいられなくなる



「そんなに嫌だとは知らず、契りなどと口にして悪かった

これからも世話役として励んでくれ」

「あっ…」



…行ってしまわれた


どうお答えすればよかったんだろう

















つづく