僕の手を・32 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「おはよっ」

「おぉ…はよー」



世の中の情報を新聞からインプットするために

みんなより少し早く現場に来たら、すぐにカズが楽屋に入ってきた




「翔ちゃん」

「ん~」

「ありがとう」

「なんのこと~?」

「大野さんに気持ち伝えたよ」



迷いのない声が聞こえて、新聞から目を上げた

予想通り、いい顔をしていた



これはうまくいったかな




「へぇ~、それはよかったねぇ」

「フラれたけど」

「…はっ?!」



フラれた?!そんなわけねぇだろ!!



「でももう逃げないから

時間をかけて、二人でやってくね」



あぁ…そういうことね



びっくりしたぁ


この期に及んで、まだうじうじすんのかと思った



まぁでも、うじうじするんでもいいんだけどさ

どうせなら二人でうじうじしとけっ




「翔ちゃんに、たくさん背中押してもらったよ

ずっと俺を支えてくれてありがとう

本当に…ありがとう

翔ちゃんが居なかったら…」



「だったら、俺にする?」




言う必要のないことだと分かっていた

だけど、口から出てしまった



…さて、なんと返す?




「そうだね!」



おっ?!



「生まれ変わったら、今度は翔ちゃんにしようかなっ」

「ぷっ…ふははっ」



今世に可能性はありませんってさ




…うん、それでいい








「おはよ…」


「おはよ、大野さん」



智くんが楽屋に現れると、カズが柔らかく微笑んだ



「あ…、おはよ…ニノ」



智くんはちょっと…いや、大いにぎこちないかな?

なにやってんだか…



この様子じゃまだまだ目が離せないよ



これからも見守ってやらなくちゃいけないなぁ~




俺が見てるよ



だから、二人で、迷わず進め!























終わり