「はぁっ…はぁっ…」
「ニノ…ニノ…キスして…」
「…ん…ぅん…」
止まらない 欲 求 と、止まらない身体
息を離さないまま、邪魔な布を取り払う
「シャワー…」
「いらないよ」
「ベッド…」
「いらないっ」
効果が切れる前にもっと…もっと深く…
「ぁあっ…やあっ…大野さっ…んあっ」
今度はちゃんと声を聞けて
昼間のトイレで我慢してたことをいっぱいした
らぶらぶだ…
ラブドール最高だー!
「…そういえばさぁ」
一緒にシャワーを浴びて
幸せな気怠さで、ベッドへ潜り込む
「なに~?」
「LAのお土産…まだ貰ってないんですけど」
「…え?」
そのお土産って、ラブドールなんだけど…
「俺にはないんですか?」
「あ~、あるんだけど、なんか残念な感じのやつだったから」
「お土産なんてそんなものですよ
どんな感じの残念?持ってる?見せて?」
「えっ?!」
「…ダメなの?」
「ダメじゃないけど…」
あれを手放したら、ニノとのイイコトがまた遠くなっちゃう
でもお土産を渡せないなんてそんなの嫌だし…
「…これ…なんだけど」
鞄からラブドールを取り出した
つづく