トシコシ・5 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。



こちらのお話は『トナリデ』続編です。





















普段は口にしない豪華な物をたらふく食べて

洗い物を済ませた



「もう一杯いきます~?」



キッチンから声をかけたけど返事がない




「大野さん?」



こたつで丸くなってる大野さんの顔を覗くと

あまり飲んでなかったはずなのに

もう静かな寝息を立てていた



「無理したんでしょ…?」



毛布を持ってきて、肩からかける



こうやって俺との時間を作る為に

今日までにスケジュールを詰め込んだに決まってる



「…ありがと」



一緒に暮らせば、こうやって大野さんに無理をさせなくても会えるんだ



「俺が…もっと稼げる男だったらな…」



テレビと明かりを消して、俺もこたつで眠った













「…ん」



目が覚めると、息も白い朝なのに

すごくあったかい



一緒に眠る時は、必ず俺を抱きしめてくれる



心と身体を包む、この上ない幸福感




「…あれ?」



ここ、ベッドだ

確かこたつで寝て…



「おはよ」

「あ…おはようございます」



ふわふわした頭で昨夜のことを思い出そうとしてると

パチッと目を開けた大野さんから

頬にキスが落とされた



「ニノがどこで寝ても、すぐ見付けてあげられるね」




…大野さんが運んでくれたのか












「…ん?」



あれ?寝ちゃってた



「ニノ?」



ニノもこたつで寝ちゃってる



「放っとくとどこでも寝ちゃうんだからなぁ」



目にかかっている前髪を指で掬って

柔らかい頬に触れた



「ニノ…」



…なんで一緒に暮らしてくれないんだろう


目が覚めればこうやってお互いの顔をすぐ見れるのに



「よいしょ~…軽っ」



相変わらず、軽い





少しでも顔を見れない日が続くと

どこかで無理をしてるんじゃないかとすぐ心配になる



ニノがそんなに弱くないことは知ってる



俺なんかが心配しなくてもしっかりやってると分かってる



それでも…ニノを想わずにはいられない





「おやすみ、ニノ」



ベッドに入って、ニノを抱きしめた



毎日こうやって、愛しい人を抱きしめて眠りたい




ニノがどこで寝てしまっても、必ず俺が見付けて

何が起きても


俺が


一番先に

ニノを見付けたいんだ



どうしたら納得して俺と暮らしてくれるかな…

















つづく