再会・11 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。



こちらのお話は『卒業』、二宮さんご生誕記念祭・2『1年3ヶ月後』の続編です。





















先生…






視界にスッと陰が落ちて

反射的に顔を背けた



キスだけはしたくない



そう身体が勝手に動いたのか、腕で口を覆っていた






先生があの美術室でしてくれた口付け



俺にはもう、一つの感触も残されていない




だけど…大切にしてたんだよ、先生




ただの思い出になってからも



それさえ薄れてしまってからも




可笑しいよね…?



…バカだよね、俺







「カズは可愛いなぁ

…そこだけ守っても意味ないのにね」



腕が真っ白になるくらい力を込めて口を覆っていると

顔を背けた俺と目線を合わせて微笑んだ潤くんに

力任せにひっくり返された



「ぅわっ」



今度はうつ伏せにされて

咄嗟にここから逃げようとした



だけど、すぐさま押さえ付けられてしまった




「滑らかな肌…」



うなじから肩甲骨



「無駄なモノがない綺麗な身体…」



背骨をゆっくりと下って



「日の光を浴びてないから…透き通りそうだよ」



腰まで口付けが届く




「…んっ…ん゙」



全身の神経が逆立って

ざわざわと騒ぎ出す




…先生



一目だけでも、遠くからでも

顔を見ておけばよかったな



でも忘れなくちゃいけないなら見なくてよかったのか…




心と身体が、まるで別々の所にあるような

そんな不思議な感覚



このまま引き裂かれてしまえばいいのに…




そんなことを考えていると


「…ぁっ」


腰がビクッと跳ねた



逃避していた意識を身体に戻すと

ベッドと腹の間に手が差し込まれていた




「…ゃ…やだっ!」



いくらなんでも分かる


何をしようとしてるのか

これから何をされようとしてるのか



片手で腰が浮かされると

あっという間にベルトが解かれて

膝下まで脱がされてしまった

















つづく