再会・6 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。



こちらのお話は『卒業』、二宮さんご生誕記念祭・2『1年3ヶ月後』の続編です。





















「は~い?」

『俺!』

「はいはい、なんですか~?」



俺とは別のところで先生探しをしてくれているはずの親友君からの着信



『名前!あいつの名前なんだっけ?!』

「…はい?」

『大野、なに先生?』



そんなことも知らずに探すの手伝う気だったわけ?



「智だよ、大野智先生」

『マジか!!』



電話の向こうでそれだけ言うと

近くに人がいるのか、テンション高い様子で何かを話してるようだった



「なにやってんだか…」



携帯を耳に当てたまま、さっき見掛けた人影に足を向けると



『カズ!こっち来い!マジやべぇ!


あいつ見付けちゃったかも!』




「…えっ?!…ぅわっ…」




予想外の内容に、思わず手から携帯が落ちそうになった





『カズ?!聞いてんのか?!』

「…聞こえてる」

『早くこっち来いよ!』

「…どこ」

『さっき別れたとこから少ししか移動してないから

そこまで戻れば見えると思う!』

「……」

『カズ…?どうした?』

「あ…うん、すぐ行く」





先生を見付けた…?




嘘でしょ…







極稀に居た、同姓同名の人



あの時はドキドキした


浮わつきまくって、地面に足が着いてる感覚がなかった



実際お会いしたら、全くの別人で

ふわふわ浮いてた分、地面にめり込むほど落ち込んだっけ



そう、あの時はドキドキだったんだ



嬉しかったから




でも今は…ズキズキ痛い



凄く怖い





先生にあんなにも会いたいと願っていたのに

俺は変わってしまったのかも…



あの頃の俺はどんなだったっけ?



どんな風に先生と話してたんだっけ?



先生の顔、先生の声




俺は…ちゃんと覚えてるかな…

















つづく