15周年の秘密・Hawaii's night | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















15周年の記念コンサート


ソロ無し、ダンサーさん無しの、5人だけのライブ

それはもちろんメンバーや、支えてくださるスタッフさんの負荷も大きいということ


BLASTに関わる全ての人が、その覚悟を持ってやっていた






一日目を終えて、ヘリから降りたニノは


もう一人で歩ける状態ではなかった




「ニノっ」



すぐに駆け寄って肩を貸そうとしたけど


両脇からスタッフさんに抱えられたニノは


日本から帯同してくれているお医者さんが待つホテルへ直行した











MC前、曲の途中でニノが一瞬だけ険しい表情をしたんだ



どうよ、こんなに踊って大変だぜっていうファンサービスじゃなくて

振りで客席に背を向けた、その一瞬の出来事



次の瞬間にはもう当たり前のように笑顔で

その時 気付いた人はいなかったと思う




オイラは、メンバーを心配をするということを

ステージ上ではやらないと決めている



心配しても状況は変わらないし


心配しても…それはニノに限らずだけど



「やる」以外の選択肢を持ってステージに上がるメンバーはいないから













ホテルに着いて、シャワーを浴びる



簡単な打ち合わせを終えて部屋へ戻ると

身体の半分がここにはないような気がした




「…大丈夫かなぁ」



ハワイに着いてからリハと撮影と取材の連続で

全然ゆっくり出来てない



ニノともゆっくり過ごせてない




「会いたいな…」




日本を飛び出しても

どこに居ても



結局 同じことを思ってるんだなぁ…







何をする気にもなれなくて、ぼーっとしていると


部屋のドアの外を、数人の足音が通り過ぎた




「帰ってきたっ?!」



ソファから飛び起きて、ドアを勢いよく開けると

やっぱりニノが戻ってきていて



部屋の前で数人のスタッフさんと

そこに松潤が加わって、打ち合わせをしていた




思わず開けた勢いのままドアを閉める




「あ…別に隠れることないのか…」




ドアを閉めた手を見て

疚しい気持ちでいっぱいだった自分が



恥ずかしくなった






「行かないほうが…いいよね」



きっとあれは明日のライブの打ち合わせ



だから松潤が呼ばれてて



オイラが一番に会えなかったからといって



それは全然普通のことで…




「あ゙ーもう!寝よう!」




ベッドに飛び込んで、頭から布団をかぶった





















つづく