奏でる声音・23 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「リーダーもそう思うってことはよっぽどだよ!

松潤も気を付けたほうがいいよ!」



「確かに…

リーダーはなんでそう思うの?

相葉くんと同じ理由?」



「だってさぁ、ニノの悪口ばっか言うんだもん」



俺の悪口…?



「えー!そうなの?!」

「それマジ?!」

「ねぇねぇニノ!悪口言われたの?」

「言われ…て、ない」

「言われてないの?じゃあニノの悪口をリーダーに言うってこと?」

「そう!嫌な感じだよっ」

「それは嫌だね~」

「陰で言う以上に、メンバーにメンバーの悪口言うとか、すごくね?」



あいつ、大野さんにそんなこと言うのか


ふざけた奴だ



「…ニノ?どうしたの?

やっぱりショック?リーダーに悪口言うなんて」


「…まぁ、そうだよね」


「気にしなければいいよ!

リーダーも、聞き流せばいい!」

「だな」

「はーい、聞き流しまーす」





ぽちゃん





胸に落ちた、小さな違和感の種



なんだろう…?




「お願いしまーすっ」


「はーいっ」




このあと、すぐに出番となってしまい

小さな違和感を突き詰めることが出来なかった



だけど…



凄く気になることがあった…と、思う




胸がもやもやする…














「ニノっ」

「はいっ どうしたの?」



翔さんが慌てた様子で楽屋に戻ってきた




「次のスタート、一時間押しなっ」

「りょ~か~い」



今日の収録スタッフにしては珍しい事態

機材のトラブルかな?




「今、手隙?」

「うん、なに?」

「ちょっと智くんのとこ行ってくんない?」

「いいよ、どこ?」

「上の救護室」


「…え?」

「智くんが体調崩したみたいでさ、それで押しだから」

「わかった、すぐ行く」

「悪いね、スケジュールの入れ換えで、今から雑誌の取材行ってくるわ

こっちのスタッフさんには先に飯休憩入ってもらってるから」

「わかった!」



翔さんの後に続いて、急いで楽屋を出た









「失礼しまーす…」



「あ、二宮さんっ」



そっと扉を開けると、椅子に座っていた人が振り返った



「リーダーどう?」

「今は落ち着いてます、僕スタッフさんのところ回ってくるので


付き添いお願いしていいですか?」

「いいよ、任せて」



マネージャーは携帯を取り出して

慌ただしく出ていった




簡易ベッドの横にある椅子に座る



「眠ってる…かな?」



確かに顔色が悪い



「もう少し寝てられるからね…」



手をとって、そっと握る



そういえば、潤くんに頭痛薬をもらってるって

前に聞いた気がする



疲れが溜まってるのかな…

















つづく