15周年の秘密・ニノ's heart | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。



こちらのお話は『15周年の秘密』番外編です。

















…あ、またゲームオーバーだ

落ちてくるブロックを積むだけの、簡単なゲーム

こんなの久しぶりにやったけど

いくら久しぶりだからって、こうも次々とゲームオーバーになるなんて

やっぱ俺、動揺してんのかな…


大野さんが珍しく「二人で飯行かない?」とか言うから

まぁ何かあるとは思ってましたよ

思ってはいましたけど…

俺の目の前でこうもソワソワモジモジされると…

う~ん

困った人だ




いつになく言い出しにくそうにしている大野さんに


「話があるんじゃないの?」って振ってみても

「翔ちゃん呼ぶ?」って提案してみても

相変わらずソワソワモジモジしてて

こりゃ時間かかるなって

そう思ってこれ始めたんだけど

…ダメだな、俺こそソワソワしちゃって全く集中できないわ




「ニノ…」

大野さんから妙に真剣な声で呼ばれて

なるほど、そうきたかと、テンション合わせたほうが話しやすいかなって

冷静さ強めに、且つ、いつも通りな俺で答えてたら



「オイラ、ニノのこと…好きなんだ」



突然、あり得ない爆弾を落とされた



何…言ってんだ?この人は

ソワソワして、モジモジして、妙に真剣な顔しやがって

…「好き」だってさ

笑っちゃうね!笑っちゃいますよ!




……これを俺が本気として受け取ったら、この人どうするんだろ




「…で?だから何?あなた、何がしたいわけ?」


俺が問い詰めると


「なにも、望んでない…、伝えたかっただけなんだ」


俺が怒ったとでも思ったのか


なんだか元気のない声で…ごめんと言った



…ふざけんなっ!



ねぇ、大野さん


あなたにただの「好き」と言われただけで


俺の身体はいとも簡単に熱くされましたよ?



あなたに迷惑かけないように


何が何でも隠して


耐えて


それでもあなたが好きだから


ずっと好きだったから


言わずに


大切に


ただひたすらに


静かに


深く


想ってきたんだ



それをあんたは…


そんな俺を簡単に翻弄するんだな…




俺は、冷静さを保っていられないほどに悲しくて


虚しくて…


それでも、一瞬でも嫌いになれないこの人に

「じゃあなんで言うの?なんで言ったの?!」


胸元を掴んで、怒鳴りつけた


…何も望まない「好き」なんて今更いらないよ


そんなもの知りたくもなかった!




「俺も」って言っても意味がない大野さんからの告白に

やり切れない寂しさが込み上げてきて

ふいに見せた大野さんの涙に

俺の中で何かがブチッとキレて

本気の相手に、安易に告白するとこうなるんだよってことを

その相手の前で涙なんかみせるとこうなるんだよってことを


教えてやろうと思った



「泣いたって、やめないからね」


大野さんを無視して重ねた唇は

俺が何度も何度も想像していたものよりも

ずっと柔らかくて、甘かった



もっと味わいたくて

角度を変えて、無理やり舌を絡ませると

「ん…ぁ…ニ…ノ…」

大野さんが抗議する為に呼んだ名前に

俺の劣//情が呼び起こされて

いつもふわふわと優しい大野さんを

俺の手で喘//がせてやりたい衝動に駆られて

無防備な大野さんの下腹部を

膝で押し上げた















つづく