15周年の秘密・16 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

嵐さんが好きです。二宮さんが好きです。大宮さんが好きです。

こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















「……ん?」



目を覚ますと

身体に白い物体が巻き付いているのが見えて

…なんだっけ?と触ってみようとしたら

「いっ!!」

突然痛みが走った



「っつ……なん…で?」

そういえば全身が気怠くて、下//半身がズキズキと痛む



「おはよ」

「わぁっ」

間近から声が聞こえて、びっくりして横を見ると

「…『おはよう』は?」

あ…ニノだ

そっか、そうだった

オイラ、ニノと繋がれたんだった

あははっ、これニノの腕だ



「おは…いっ…たっ!」

おはようなんて言い慣れてるはずなのに

目覚めてすぐ言い合う「おはよう」がくすぐったくて

込み上げてくる嬉しさに、オイラもニノに腕を回そうと思って動いたら


身体中からビキビキと音がして

「身体がぁ…痛い…なんでぇ?」

とても残念なことに、それは無理そうだった




「昨日あれだけ乱//れたら…ねぇ?」



…段々と記憶が蘇ってきて

ニノのされるがまま

めちゃくちゃに感じていたことを思い出して

「そ…そんなに乱//れてないもんっ」

恥ずかしくて否定してしまった



「ふ~ん?」

全て見透かされてると、わかってるけど

「乱//れてないよ!」

敢えて、もう一度言っておいた




「…大野さん、顔がトマトみたいですけど

…大丈夫?」

ニノが楽しそうに真っ赤になったオイラの顔をつんつんしてきて

「トマトじゃないもんっ

サトシだもんっ」



………オイラはいったいなにを言ってんだ?



もう自分が何を言ってるのかわからなくなってきて

痛む身体をニノに寄せて顔を埋めた



ニノはきゃっきゃっと楽しそうに笑っていて

「昨日は優しく出来なくてごめんネ?」

頭を優しく撫でてくれた

「…うん、大丈夫


……ニノは?」

「ん?」

「ニノは…気持ち良かった?」

「……」



すぐに返事がなくて

また自分だけ気持ち良かったのかと不安になって、ニノを見上げると

おでこにチュッとキスされた




本当に気持ち良かったとしても、気持ちよくなかったとしても

ニノは素直に言ってくれないだろうなって思ってたから

このキスが

「気持ち良かったよ」の代わりだといいな





「もう少し眠ったら?

身体もまだ辛いでしょ」

ニノはオイラを引き寄せて、ふわりと包んだ



オイラはコクンと頷いて

瞳を閉じたら

本当に眠たくなってきて

幸せな微睡みの中でハッとした



「…ニノぉ」

「なぁに?」

「……たいへんだぁ」

「…何が?」

「また…ひみつ…できちゃっ…た…」

「あー…そうだね」

「…せっかく……みんな……ばくろ……」

「…イヤ?」

「……うれ…し…」




15周年を迎える年の初めに


オイラは幸せの中で


新たな秘密を抱えて


眠りに落ちた





















終わり