15周年の秘密・5 | 黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

黒チョコの嵐さんと大宮さん妄想書庫

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こちらは妄想書庫でございます。大変な腐りようです。足を踏み入れる方は、お気をつけくださいませ。

※BL妄想日記です


苦手な方はお気をつけください。





















昨日あんなことがあったって、今日も仕事はあるわけで


楽屋に入る前に大きく息を吐いてから


ドアを開けた





「そういえば智君さぁ、昨日ニノとご飯行ったんでしょ?」


照明の直し待ちで待機していると、新聞を読んでいた翔ちゃんが


どこ行ったの?と聞いてきた



「あれでしょ、奇跡の夜に二人でディナーしたんでしょ?」


近くにいた相葉ちゃんも乗ってくる



「あー、うん」


オイラはなんて言っていいのかわからずに、言葉を濁した



今日は5人仕事だから、ニノと二人きりになることがなくてホッとしていたのに


急にニノの話をされて


昨日のことが蘇り


下半身が震えたのがわかった



振られたんだよ


幻滅されちゃった


そんなこと言えるわけがない



昨日、秘密の暴露で笑っていた収録時間が


すごく遠くに感じた




「ねぇねぇニノ!」


少し離れた椅子で携帯ゲームをしていたニノに


「昨日リーダーと何食べたの?」


「あ、ちょっと…」


止める間もなく相葉ちゃんが声を掛けた



「ビール少し飲んだ程度ですよ」


ニノはいつもの調子で、顔も上げずに答えた



この場で、昨日あったことをぺらぺら話されても困るけど


全く様子の変わらないニノに


オイラは勝手に傷ついた



…メンバーとしてちゃんとやるんだ



昨日ニノに言ったことくらい、守らないと


声を聞いて、また少し震えた下半身に


気付かない振りをした
















「…ん、…んぁ…あ…ぁ…ニノ…」



陽の光に起こされて目を覚ますと


「…もう、…はぁ」


喜々とした身体に深いため息をつく



ニノに触れられたあの夜から


夢は一層リアルになって


オイラを苦しめた


ニノの唇


ニノの手


見上げた悲しげな表情さえ


オイラを高ぶらせる





あれから考えた


難しいことは正直分かんないけど


「望んでないなら」


この言葉が気になって



何も望まずに気持ちを伝えたこと


ニノはそれに気分を害したんだと思う


それはなんとなくだけど、わかる



じゃあ、ニノと付き合えることを望んで


気持ちを伝えればよかったのか



ニノとプライベートでも触れあえることを望んで


気持ちを伝えたら、何かが違っていたのか



…わからない



このまま紅白が終わって、15周年を迎えるなんて


イヤだ



オイラはもう一度、ニノと話そうと決めた

















つづく