嵐さん24周年記念
おめでとうございます
これからもずっと応援します
【夏疾風】は、なじゅさんとのコラボ作品になります♡
妄想小説です。ご注意ください。BLの意味が分からない方はブラウザバックでお願いします。
(episode0)
俺の名前は松本潤、友達からは【潤】とか【潤くん】って呼ばれてる。
・・・外見とか雰囲気とかでちょっと『怖い』って印象を持たれることが悩みの中学3年生。
けど、そんな俺にも小さな頃から仲が良い仲間が4人いる。
気がつけば一緒にいた感じで、どうやって仲良くなったのかなんて覚えてない。
俺たちの生活圏内にデカイ公園があって、親に聞いた話だとそこで出会って自然と親しくなったんだって。
俺を含めて5人のグループ、みんな個性がバラバラなのに一緒にいると楽しくて仕方がなくて、誰が欠けても困るって思えるくらいに大切な仲間たち。
厨二病の黒歴史とかじゃなくて、ガチで一生の友達でいられるって思ってるんだ、俺たちは。
年齢的には少し差があって、一番年上の大野智が3歳年上、次に櫻井翔で2歳上で次が相葉雅紀で1歳上。
で、隣に住んでいる二宮和也、こいつは同学年で特に気心が知れた存在でニノって呼んでる。
大野智と櫻井翔に関しては昔から兄貴的な存在で、相葉雅紀以下年下軍団の面倒を見てもらっている感が強くて。
ニノと雅紀と俺の3人で『お兄ちゃんお兄ちゃん』って、まとわりついていたらしい。
この年代だと1歳差だって大きくて先輩後輩関係とかに影響してくるもんなんだと思うんだけど俺たちは違う。
それは今でもあまり変わりなくて、他の友達に言えない相談とかもおーちゃんと翔くんにはできる。
でも呼び方は『お兄ちゃん』から翔くんに変わって、雅紀に至っては年下の俺から呼び捨てにされてるし。
おーちゃんに関しては長らく『お兄ちゃん』呼びが定着していたけど、いつの間にか『おーちゃん』って呼んでたニノ影響されて気がつけば俺もおーちゃんって呼ぶようになってた。
そんな俺たちの付き合いはおーちゃんたちが高校に進学しても変わらずに続いていて、休みの日になると誰かの家に集まる・・・そんな生活が続いていた。
けれど楽しい生活も転機を迎えようとしていることに俺は気がついていた。
体を動かすことが大好きな俺が夢中になった陸上部も6月の大会がラスト。
参加した100メートルでは10秒台後半というかなりの好成績を叩き出し、応援にきてくれていたみんながめちゃくちゃ喜んでくれて俺も嬉しかった。
あんなに周囲の景色が鮮明で輝いて見えた経験は初めてで、いつも俺には塩対応気味なニノがキラキラした笑顔で飛び跳ねて喜んでいた姿が可愛くて特に印象に残ってる。
その大会を最後に俺は陸上部を引退し、受験生としての生活を送ることになる。
で、受験生にとっては重要な中学3年生の夏休みを迎えたわけだけど。
今まで生活の中心にあった部活がなくなって一気に気が抜けた俺は受験勉強に集中できず、塾にも行かずに適当な日々を送ってる(最低)。
成績は別に悪くもないけれど特別にいいわけでもない。
俺は多分、おーちゃんとか雅紀と同じくA高校狙いになると思う。
で、俺と同じく受験組のニノ。
こいつはコツコツと真面目に勉強をするタイプで、しかも頭がいいからダイレクトにその結果が成績に反映されてて、頑張れば翔くんが通うB高だって射程圏内なんじゃない?
B高は進学高で俺には絶対無理なレベルの高校。
・・・その事実が俺の気分を暗くさせてるんだけど。
だって、そうなると俺とニノは高校が別ってことになるじゃん。
俺、ニノとはマジでずっと一緒で・・・家が隣ってこともあるけどコイツとは本当に気が合うっていうのか。
お互いに自室は2階にあって、家同士がそんなに離れていないから手を伸ばせば届くくらいで。
それをいいことに俺がニノの部屋にベランダ越しに侵入するようになったのは中学に入ってすぐの頃だったと思う。
最初は不審者かと思って悲鳴をあげたニノからこっぴどく叱られたけれど、以降は寝る直前まで鍵を開けてくれているようになった。
そして遠慮なく侵入する俺の姿を呆れ顔で睨みつつもニノは拒絶することもなく、なんとなく一緒にいる・・・そんな時間が心地よく感じて俺はニノの部屋に入り浸って今に至る。
けど、俺にはどうしてもニノに聞けない一言があった。
それを言い出せずにウジウジと悩んでいたある日、俺は夏休み中にも関わらず担任から学校に呼び出しを受けることになる。
それも親同伴で・・・。
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