今日は第2水曜日
B班のタカシと合流出来る日である。
合同での休憩中
運よくタカシを見つける事が出来た
「タカシ久しぶりやな!
これから連絡を取る時はどうしたらいい?」
とオガワが聞くと
「そんな事より
お前達と仲良くしてたじいさん、、、」
とタカシがつぶやく。
しげるの事がどうかしたのか?と聞こうとしたが
「悪い!悪い!
配膳担当の奴で
腕にいびつな十字架を入れてる男がいる
これから伝言などそいつに頼めば良い」
と言ってきた。
配膳担当の男は
外でタカシの弟分だった奴らしく
信頼できる男だそうだ
いびつな十字架か...
いびつな十字架って...
私には検討もつかなかった。
それから軽くだけ喋り
その日の作業を終え風呂の時間がやってきた。
「なぁ、 タカシがしげるを見た時
妙な反応を見せなかったか?」
と後ろからオガワに話かける。
「なんやと?
お前も気づいとったか?
俺のシャンプーの泡立ちの話やろ
俺は2プッシュ黒服に頼んだから
こんな泡立つんやで
明日は3プッシュ頼んでみるで」
シャワーの音で聞こえてないようなので
部屋に戻ったら聞いてみよう。
そして風呂を済ませ
タコ部屋に戻り
さっきの事をもう一度聞いてみた。
「俺も妙な感覚やった。
正直最初に声かけた時から
違和感あったんや
しげるは只者やないと思うわ」
「わからんけどあのじいさん
地肌じゃなく日サロやと思う
あんな黒なるか?
普通やないで
あの真っ白な " 歯 " もな」
やはり仮歯のオガワは
天然の歯の事には一際敏感である。
私が求めていた答えではないが
一応オガワも違った意味で
只者じゃないと思っていたようだ。
夕食の時間
私はすっかり十字架の男の事を忘れて
しまっており
オガワにただ
夕食でたくあんをあげてその日は眠った。
次の日の作業終了前
再び思い出し
配膳係の男に集中していた。
ガチャガチャと配膳の音が聞こえる中
私とオガワは自分達の順番を待ち
配膳の男に集中する。
そして
目の前の皿に配膳される中
男の腕を見ると
十字架が刻まれていた。
小声で
「タカシの身内の者だ
連絡の際は宜しく頼む」
と言うと
「兄貴から話は聞いています。
ご連絡や入り用の際は
この場にてお願い致します」
ようやくタカシと連絡が着くようになった。
あとから知ったのだが
この十字架の男はタカシが外から入れた
実質No." つー "の男。
信頼のおける
タカシの片腕である。
こうして我々は新しい仲間ができた。
ここでの稼ぎは
月に一度の給料と
班長が取り仕切る
" 賭場 "がある。
この地下施設に慣れてきた頃
班長のアズマとゆう男から
賭場への誘いを受ける事となった。
この賭場では花札ではなく
トランプを使ったカブとゆう賭け事を
している。
親 対 子
に分かれて勝敗が決まり
金のやりとりがある。
私も始めての事でルールをアズマから
聞く事になる。
簡単に言うと
トランプの数字での勝負で
子の場には4枚の山
親の場には1枚。
子は4箇所の場所のどれかに賭ける。
賭ける場所が決まれば
親から配られた一枚目のカードを
賭けた者だけが確認する。
数字が微妙の場合はもう一枚だけ
追加でもらう事が出来る。
2枚目は子だけが確認でき
3枚目はオープンで配られる。
そして子のカードを配り終え
親対子の勝負が始まる。
ルールは簡単
11.12.13の絵柄とジョーカーを除き
1〜9の数字での勝負となる。
数字で強いのは9 " カブ " と呼ばれ
それ以下の数字は負けとなる。
特殊な目もあり
子の場合4とAで " しっぴん "親から倍払い
親の場合9とAで " くっぴん "で子は倍払い。
子が" しっぴん " でも
親が" くっぴん " の場合は親の勝ち。
数字が3枚揃えば " 嵐 "となり3倍払い。
3が3枚で " 大嵐 " となり5倍払いとなる。
カードの目が6でも
結局親が5などであれば子の勝ちである。
色々説明を省いて書いてはいる。
ルールを聞き
場にカードが配られ始めた。
場には
3 10 6 A の4枚が。
オガワは10のカードに1000ペリエ
この10にかける事を
通称" オガワ賭け "と呼ばれるように
なった事は私達はまだ知らない。
私は " しっぴん " 狙いのAに1000ペリエ。
ほかの債務者もそれぞれ賭け
カードが配られる。
3の山の一枚目、配られたカードは6。
単純にゆえば一番強い " カブ "
そしてふた山目。
オガワの賭けた場所にカードを配れたが
賭けた本人以外は見えない。
「もう一枚や」とオガワの一声。
3枚目に配らるカードはオープンの為
私も見る事が出来る。
オガワの3枚目は 10 である
もしも2枚目が10なら嵐で3倍払いである
が!
オガワの顔を見ると
明らかにダメな顔をしている。
オガワはわかりやすい。
嬉しい時に笑い
悲しい時は悲しむ男である。
そして私の順がきた
一枚目は A!
強さでいうと2である。
もちろんもう一枚追加でもらう
3枚目がAの場合
嵐で親の3倍払いとなる!
「もう一枚!」
追加のカードを恐る恐る見ると
6!
カブには負けるが8である!
このカブにおける8とゆうのは
まずまず強い出目である!
案の定
親の目は7で
一巡目は
オガワ以外の子は全員親に勝つ事となった!
こうして夜は更けていき
気付けば時刻は
1時を回り
今日の賭場は終了となった。
本日の収支
オガワ - 42000ペリエ
私 +168000ペリエ
となり
私のポケットはペリエがいっぱい。
だが
オガワの顔は怒りが溢れている
普段ギャンブルで勝ち続けているオガワが
珍しい、と思っていたが
今日はご機嫌で眠れそうな気がした。
次回!
〜 隠れていた策士!
かくれんぼは今終わった〜
お楽しみに!!

