1995年以降、米国に世界のマネーが還流する仕組みを作ってきました。
ウオール街では、世界のマネーの流れの50%を中継している。
例えば、米国の経常収支が赤字でも、マネーの流れは、黒字国の日本からウオール街（金融）へ向かう。
そのマネーは、米国内投資や海外投資に運用されるのです。
その米国のドル支配が「崩壊」「終焉」などと、今年に入り騒がれているのは、主にBRICSを中心とした新興国の台頭が主因です。
2019年には、BRICS諸国のGDP合計は（購買力平価調整後のGDPを使用）G7諸国のGDPを上回った。
現在、米国とEU27諸国の世界GDPの合計シェアを上回っています。
GDPとPPPについてのChatGDPの回答です。
GDP: 名目 GDP は市場為替レートを使用しますが、これは通貨市場に基づいて変動し、実際の生活費を反映しない可能性があります。
PPP: 標準的な商品とサービスの相対コストに基づく理論的な為替レートを使用し、さまざまな国のお金の真の価値を比較することを目的としています。
用途:
GDP: 経済パフォーマンス、政策立案、投資決定を評価するために使用されます。
PPP: 各国の人口の生活水準、実質所得、経済的幸福を比較するために使用されます。
例
名目 GDP の比較:
国 A の名目 GDP が 1 兆ドルで、国 B の名目 GDP が 5,000 億ドルの場合、国 A の経済は 2 倍の大きさに見えます。
PPP 調整:
国 B の生活費が大幅に低い場合、PPP 調整済み GDP では、名目 GDP が示すよりも国 B の生活水準が国 A の生活水準に近いことが示される可能性があります。
GDP と PPP の両方を理解することで、さまざまな国の経済規模、パフォーマンス、生活水準をより包括的に把握できます。
BRICS主導の通貨が誕生すれば、尚更世界のドル離れは加速化するでしょう。
世界各国での将来予測されるCBDC(デジタル通貨）への転換が、中央銀行発行でなく政府通貨となることも、ドル覇権の衰退の方向へ大きく舵を切るきっかけになる。
冒頭のような”米国の金融帝国支配システム”がどのように変化するのか、未曾有の混沌とした状態が続きます。