『生き残る種とは、最も強いものではない。
最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。
It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.』
ダーウインの有名な言葉です。
「人類の進化は止まってしまう」のではないかというテーマです。
学術論文でもないので、お気軽にお読み下さい。
結論として、今後人類が100万年生存していたとしても、今の人類とほとんど変わらないか退化する。
”進化”というものは厳しい環境下によって生まれるものであり、現在の恵まれた環境の下では、生き物としての進化は起こらない。
厳しい環境下に置かれた時、変化に適応し、環境を乗り越えるため変異を起こした個体が進化するということだからです。
唯一、人類にとって戦争という厳しい環境があるかもしれませんが。
しかし、それは原爆や水爆や最新兵器により機械、ロボットがとんでもない進化をするだけで、人間が進化することではない。
歴史上、生活が病気・飢餓・厳しい自然環境のため、成人になる前に死んでしまう子どもが非常に多くおり、半数の子どもたちが20歳になるまでに死んでしまっていたのです。
そのような厳しい環境の中、突然変異によって病気や寒さなどの抵抗力がある遺伝子を持つ子供(個体)が生まれ、その個体から次の世代に遺伝していくことによって進化していった。
医療や技術が発展し食料にも困らないも現代では、周りの環境を適当な状態にすることが容易で、子どもの半数が死んでしまうような厳しい環境下に置かれることがないため、進化が起こる可能性は低いように思えます。
また、生まれてくる子供の数が少なくなっているのも進化の歩みを止める原因の1つになっているようです。
要するに、生まれてくる子供の数が多ければ、進化するきっかけとなる遺伝子を持った子供が生まれてくる可能性があるという考えです。
進化に必要なのは「生き残ること」と「進化に必要な遺伝子を持つ子供を産むこと」です。
生き残ることが容易で、子供を産むことをしなくなる。
動物が進化しなくなるということは、変化に適応する必要が無くなっていることになる。
むしろ、AIやロボットや革新的な科学の発達により、人間のあらゆる機能は退化していくのでしょう。
例えば、世界の人口が増え食糧が不足することはない。
現在も食料は世界人口の倍以上生産可能です。
新興国の農業技術がもっと進歩すれば、より生産性は増します。
更に、2070年から世界の人口は減少すると国連機関は予測しています。
このことは、全ての”先進国の人口”が減少していることからも容易に想像はつきます。
(余談ですが・・・実は、中国の人口は10億人という、かなり信用出来る刺激的な説があります。後日投稿するかも?!)
『生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。』
つまり、地球上で「生き残れない種」とは、”人間”ということになる。