セックスという言葉の意味は、

沢山の類語(引用)があります。

性交 ・ 性行為 ・ エッチ ・ 合体 ・ 性交渉 ・交尾・性的行為 ・ 猥褻行為 ・ 同衾 ・ 共寝 ・ 交合 ・ まぐわい ・事・ナニ ・ 情事 ・ 交接 ・ ファック ・ 房事 ・ 秘め事 ・ 男女の交わり ・ 男女の営み ・ ベッドイン ・ 肉体交渉 ・ 性の交わり ・ 性的な営み ・ 男女の契り ・ SEX ・ 愛の交歓 ・ 性愛行動 ・ 夜の営み ・ 濡れごと ・ エロごと ・ 色事 ・ 営み ・ 肉体の交わり ・ 情交

面白いですね。

 

日本人が、海外諸国と比べて言語が難しく、非常に”感性”が豊かな民族であることを象徴しているようです。

こんなに言葉があるのに、英語のセックスを、一般の会話で日本人が良く使うのは何故でしょう。

漢字で書くと「生生しい」からでしょうか。

あるいは、古臭い男女関係を連想させるからでしょうか。

 

猥褻、同衾・交接、房事

なんて漢字は一度も使ったことないですね。

猥褻は、「わいせつ」と読みます。

公然ワイセツの「ワイセツ」ですだから馴染みがありますが、漢字書ける人はほとんどいないでしょう。

意味は法律で、いたずらに人の性欲を刺激し、正常な羞恥心(しゅうちしん)を害して、善良な性的道徳観念に反すること。

同衾は、「どうきん」と読みます。

一つの寝具の中に一緒に寝ること。

特に、男女が性的な関係を持つこと。

交接は、「こうせつ」です。

性交すること。交尾すること。交合。

房事は、「ぼうじ」です。

閨房(けいぼう)の中で行う行為。男女の交合。ねやごと。

閨房とは、寝室のことです。

この”閨房”という珍しい言葉をググっていると、面白い史実に辿り着きました。

以下、引用します。

『日本民族には、欧米のキリスト教文化と違い昔から「閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)」と言う姫方・女房方が積極的に殿方を喜ばせる性技があった。

殿方を喜ばせる性技「閨房術(けいぼうじゅつ)」は、姫方・女房方にとって大事な積極的に習得すべき心得だったほど、性に対しておおらかで積極的な考え方を日本民族は持っていた。

(中略)

当時の氏族社会は「妾妻」を持つのが当たり前で、実質一夫多妻だったから閨房術(けいぼうじゅつ/性行為の技)は現在のように「愛を確かめるもの」と言う拠りも、殿方を愉しませ「愛を獲得する為のもの」だった。

原点がその通りだから女性はむしろ性交には積極的で、凡そ人間に考えられる閨房行為に女性には禁じ手など無く、口淫性交や陰間(肛門)を使う事など技の内である。

例えば氏族(武士や貴族)の間では男色習 が当たり前で、ほとんどが両刀使いだったから、女性相手でも陰間(肛門)も使っての行為は現在よりも一般的で、武家の娘はその位の事は心得ていた。』  (以上)

閨房術などを考え想像していると、時代劇好きの私には、新しい時代劇の見方が出来てとても興味深いですね。

もしかしたら、殿様の「深い寵愛」というのは、セックスの術と大きく関係していたのだろうと想像できます。

セックスという単純な英語からは想像も出来ないような、歴史的な深い意味を日本語はもっている。

話は変わりますが、「条件のいい男性を攻略する」「恋愛成功テクニック」本というのは本屋に行けば沢山あります。

しかし、どれも表面的な恋愛ノウハウ本や心理学本が多いけれど、私は常々、狙いの男を落とすにはセックスが大切だとアドバイスしています。

セックス抜きに身も心も「落とす」というのは、全く絵空事かとさえ思えます。

 

その根源にあることは、子作りのセックスよりも「楽しむ」「ワクワクする」「快楽を得る」「心を通じる」「愛情を深める」ためのセックスが回数も時間も圧倒的に多くなっているからです。

特に20代30代の若い世代では。

よく男女の仲で、「なんで、あの(ブスな)子が、あんないい男と付き合っているんだろう」ということがありますが。

 

それはもしかしたら、性格だけでなく閨房術がとても優れているとも想像出来るのではないでしょうか。

どちらかというと、飛びぬけて綺麗な女性や可愛い女性はセックス術は劣っていると良く言われます。

「あの女はマグロ」だとかという表現もあるぐらいですから。

現に、私の周りのセレブな大人の男性の感想を聞いてると、「マグロが多い」という意見をよく聞きます。

セックスは良くなくても、連れて歩くにはいいということです。

いい女は言い寄ってくる男が沢山います。

そうなると、ベッドでもひたすら受け身で、「彼氏を喜ばせよう」「彼氏を喜ばせたら、自分ももっと気持ち良くなれる」という考え方が希薄なのです。

 

「美人は3日で飽きる」というのは、外見の事だと思ってる方が多いが・・・、私の考えではセックスがつまらないことも意味すると考えます。

ともかくも、「いい男を落とす」には心理学などのテクニックだけでなく、もっと深いところで分かりあえるセックスの点で、「閨房術」を学ぶことは価値あることのように思えます。

もちろん、女性が(昔も強かったのにさらに)さらに強くなった現代では、逆に、男性が女性を喜ばせるための「いい女を落とす閨房術」の方が必要な時代なのかも分かりません・・・。