不倫中の彼氏の奥さんが倒れたそうです。
不倫相手のバツあり彼女のとった行動が、
素晴らしい。
彼女は、彼のことが大好きだった。
別れてからも、
何日も食事ものどに通らない状態です。
彼女にとって、辛い選択の日。
彼からの連絡。
「妻が脳こうそくで倒れた・・・。
もう会えないと思う。
妻と子供を支えていく。」
この言葉に、彼女は深い悲しみの淵に
立たされてしまいました。
言葉を失ったまま、
その現実を受け入れたのです。
彼女は、今でも、
彼からの別れを受け入れたことを、
悩んでいました。
私は、彼女にいいました。
「彼は素敵な人だったんだね。
奥様と子供を支えていくことを、
すぐに決心することに、
彼の心の優しさを感じます。
きっと、あなた(相談者)にとっても、
素晴らしい彼氏だったんだね。
たとえ、短いお付き合いでも、
この恋で、大きく成長出来ると思うよ・・・」
あふれ出る涙をこらえるようにして、
彼女は頷いていました。
一般的に、不倫というと、
どうも心が和む話題が少なくて、
ドロドロした話や
悲しい話が多いのですが、
彼女の話は、
心から感動できるものでした。
彼も素晴らしい決断だけれど、
それを受け入れて、彼の望むことを、
心から理解しようとした彼女も、
悔いの残らない判断だったと思います。
もし、彼女が、
彼にすがりついて、
別れを拒絶したなら、
この恋は、お互いに深い傷を
残すものになったでしょう。
相手の望むことを想像出来るから
恋愛で、成長出来るのです。
本当に大変な局面になった時にこそ、
その人の本当の姿が見えます。
家族の絆を守ろうとした彼と、
家族の絆を理解しようとした彼女は、
本当の意味で、分かりあえたのだと思います。
不倫の相談というのは、
どうも自分さえよければという相談が多い。
既婚者の家庭のことを、
疎ましく思ったり、
相手の家族の気持ちを無視したような発言もある。
そのようなことでは、
不倫を心から楽しめませんし、
不倫という恋愛での成長も叶いません。
自分だけが良ければいい、
自分の思う通りにしたい、
という気持ちは
最も「愛」とは程遠いものです。
どんな不倫でも、
相手のことを思いやることが必要です。
既婚者でも独身でも、同じことです。
それが出来ないならば、
不倫をする資格はないのです。