ワインの飲み方分かってますか?

ほぼ全ての人が間違った飲み方をしてます。

グラスのもち方が間違ってるのです。

正しくは↓




日本ではステムを持つのがスマートと認識されているようですが、

ステムを持つグラスの持ち方はテイスティング用です。

国際的に見ると、晩餐会のマナーではボウルを持つのが正式です。

海外のセレブがパーティーでワインを飲んでいるシーンを見ると、

全てボウルをもっています。

そもそもステムは指先が緊張して飲みにくい。

こう言うと、ステムをもつ理由に「熱が伝わるから」

といいますが、それも間違っています。

そもそも、白ワインでも冷やして飲むのは、

超近代的な飲み方です。

何故なら、冷蔵庫の出現は100年も経っていないからです。

もちろん、太古の時代から、ワインの保管は冷暗所で保管されますが、

冷蔵庫がないのだから、飲む時にはほぼ常温状態に近づきます。

つまり、欧州人にとって、

何千年もワインは常に常温で飲むものなのです。

こう言っても、日本の飲み方でいいじゃないと意地を張る人が、

世の中には必ずいます。

しかし、そうでしょうか。

私は、その国の文化というものは、

どんなにグローバル化しても、

その起源である国の考え方や様式を尊重するべきだと思います。

ワインにも何千年の歴史の中で、出来あがった文化があります。

その文化をまねることから、本当のワインが学べるのです。

たとえば、日本人はパスタを食べる時、

スプーンとフォークを使いますが、

イタリアやフランスでそんなマナーは見たことありません。

また、日本でビジネスのカジュアル化というと、

勤務先でもポロシャツ来たり、ゴルフウエアー着たり、

最悪はアロハを着たりしますが、私からすると最低のセンスです。

カジュアルの意味を履き違えて、

DO レジャーやDO スポーツとビジネスでの

カジュアルを全く区別できてないのです。

本当の意味で、暮らしが豊かになるということは、

だんだん生活が「洗練」されてくるものです。

様々なTPOによって、洋服を選択することが、

欧米人がつくり上げた、本当の意味の「豊かさ」なのです。

そもそも、100年しか洋服を着ていいない

日本人には洋服文化は理解できてないはずです。

だからこそ、謙虚に欧米人の洋服文化を学ばなくてはいけません。

TPOで機能面や用途面での多様性を、

楽しむことこそ「先進国」のファッションだからです。

ビジネスと
DO レジャー・DO スポーツを

区別しないのは、全く日本の男性のセンスが

グローバル化からかけ離れているということです。

それにもの申さない女性も同罪です。

逆の話として、日本文化を外人がでたらめな

形で変化させていたらどうでしょうか。

たとえば、外人が食べる和食の場合。

鮨屋で、ネタだけ食べ続ける人がいたらどうでしょう。

日本人は「刺身を注文しろ」と思うはずです。

握りに、ソースが好きだからと言って、

かけて食べる外人がいたら、

「そんなの寿司じゃない」と嫌悪感さえ感じるはずです。

和食の会席で、全ての料理を全て並べてから

食べたいと言われたらどうでしょう。

つまり、文化というのは、文明とは違うのです。

文明は、機能や効率を重視した考え方です。

文化というのは、機能や効率よりも、

その様式やしぐさや作法に、

美や伝統(歴史)を感じさせるものだからこそ、

素晴らしい価値があるのです。

従って、ワインの文化もユーロ圏の作法を

謙虚に学ぶべきだと思います。

素直に古き良き伝統的な文化を学びマスターした結果として、

「新しい文化づくり」にチャレンジすることがあるとしたら、

本当の意味での革新だと考えます。

しかし、伝統的な文化を変えるまでには、

さらに何百年もの時が必要かもしれません。

文明最優先になりがちだからこそ、

様々な国の文化の違いを、お互いの国が尊重し合い、

大切な国の財産であり宝物として守り育てていくことこそ、

これからの時代の「真のグローバル化」だと感じます。

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