TVニュースで

「江戸しぐさ」を教科書に載せることが問題視されていた。

歴史的な裏付けがないようで、

教科書に載せるのは適切ではないでしょう。

しかし、マナーや躾を学ぶことは大切です。

本来、そういったマナーや躾というのは

生き方や考え方の表現のはずです。




日本の場合、仏教が最も生き方や考え方に

影響力をもっている。

つまり起源は2,500年前のお釈迦様の教えなのです。

日本にはお釈迦様の死後数百年経って

成立した北伝の仏教

「大乗仏教」が伝えられました。

釈迦はすべての人々を救いたかったはずである

という思想のもとに誕生したのが大乗仏教です。

大きな乗り物ですべての人々を救う事を目的とします。


日本に伝えられた仏教は、

すべてがこの大乗仏教を基本にしています。

「躾(しつけ)」は「漢字」ではありません。

「身」と「美」という二つの漢字を日本で合わせてつくった「国字」です。

習慣化することを日本では「躾ける」と言います。

人の付き合いは挨拶に始まって、挨拶に終わります。

仏様とのお付き合いも礼拝という挨拶に始まって、

礼拝という挨拶に終わります。


これらの言葉は仏教用語です。

因縁・ 縁起 ・往生・久遠 ・境界

 

このへんも仏経用語なんですね。

「玄関」

家の正面入口を「玄関」と呼ぶが、この玄関も仏教語である。


本来は建物の名前ではなく、「玄妙な道に入る関門」という意味で、


奥深い教えに入る手始め、入口という意味だった。


この仏教語が建物の名前となり、


禅寺の客殿に入る入口を指すようになった。


江戸時代になって民家や一般の建物にも広まり、


明治以降は現在のように、家の正面入口を指すようになった。


この様に、仏教は日本の文化を創ってきました。


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